こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。
再就職できた後もしばらくは
「雇用保険の給付を12ヶ月間フルにもらえばよかった」
と思うことが度々ありました。
ですが「就職はご縁」ですので、
一度タイミングを逃すと次は1年後になっている可能性もあります。
あるあるかも知れませんが、
「ご縁が良くない案件は、物事がスムーズに進まないことが多い」
と感じます。
私の場合、早期退職して無職の期間が半年を過ぎたあたりから、
- 給料は安くても良いから
- 自分の技術的なスキルや経験が生かせるご縁が見つかるのであれば
- そろそろ再び働こうかな?
と思い立って再就職活動に本腰を入れた結果、
幸運にも2ヶ月後に再就職できました。
結果的に「無職の期間は8ヶ月間」でした。
参考記事:ビズパーク
再雇用と同程度かやや良い待遇だけど「大幅ダウン」を受け入れました
外出自粛期間が2ヶ月間あった事もあり
「決して良いタイミングではなかった」
と思います。
目次
再就職へと動くには、強い動機が必要
50代後半 つまり60歳目前にもなって、
「慣れない環境で再び働く」こと自体、
かなりハードルが高いと思います。
私の場合は幾つかの動機が必要でした。
- 自営業で頑張ってきた(今は亡き)実父や後継ぎの長兄に申し訳ない気持ち
- 老後資金 2000万円問題
- (これと言った打ち込むことが無いと)ボケたり早死にしそうと思った
また、
「コロナ禍の期間中は、無職でも自由を楽しめなくてつまらない」
とも思いました。
例えて言うと
「雨の日は憂鬱でも出社して仕事した方がマシ」
という感じでしょうか(笑)。
一方で、強いモチベーションが無ければ
「中高年の再就職という高いハードルは越えられない」
とも思いました。
私の場合、再就職活動に本腰を入れる迄の約6ヶ月間は
「ほぼ働く気なしオーラ」で生活していました(笑)。
人間、やる気が出ない時は、足掻(もが)いても
良い結果が出る可能性は低い、と(私は)思っています。
「よし、やろうか!」という動機が湧いてくるまで、
「機が熟すのを待つ気持ちも大事」
と思います。
50歳を超えたら現場力を身につけよう
私の場合、50歳の直前で管理職から外れて、
IT技術の開発・構築・運用という現場仕事に再び戻りました。
いま振り返ると、
「管理職で早期退職するよりは、むしろ
現場力に磨きをかけることができて良かった」
と思います。
管理職だった10年間はやりたくてもできなかった現場の技術を
遅ればせながら50歳から再び身に着けることができたことは、
再就職先において即戦力でやれる土台になっています。
ご承知の通り、中高年の再就職先は中小企業が圧倒的に多いですが、
大企業の管理職がマネジメント能力を発揮して活躍できる場面は、中小&零細企業には少ないと思います。
従って50代になって「早期退職後するかも?」
「いずれは再就職するかも?」と予感する方は、
「一回り若い世代と一緒に現場仕事ができる」
「メンタルとスキルセットと経験を身に着けて」
早期退職に踏み切った方が良いと思います。
実際に自分で手を動かして結果が出せるスキルです。
それがあれば(条件はともかく)再就職は容易と思います。
ジェネラリストではなくスペシャリストを目指そう
再就職先では(中小企業の)中堅~幹部社員が
上司になる事が多いでしょう。
契約社員の中高年チームであれば「査定や評価をする必要が無い」ので、
上司にとっても気楽な面があるはずです。
それでも「自分が磨いてきた現場で通用するスキルや経験」
をもって、そのマネジメントを唸らせるようになれたら
「それはそれで素晴らしい」と思います。
「人や社会の役に立っている実感」
も自ずと得られることでしょう。
ジェネラリストに重宝されるのはスペシャリストです。
プライドが高いジェネラリストは必要とされないのです。
ここは「しんどくても管理職としてのプライドを捨てて」
「もう一度スペシャリストに戻ることが大事」だと思います。
無職も無駄な期間ではなかった?
私自身、数ヶ月のムショッカー生活を経験してみて
「ずーっと無職の生活は自分には無理」
「適度な外部からの刺激とプレッシャーが必要なタイプ」
と再認識できましたが、
決して厚遇とは言えない中小の契約社員に甘んじて
「再び働こうか」と動き出した時点で、
プライドはほぼ無くなったと思います。
そういう意味では
「中小企業では扱いにくいプライドが高い大企業出身者」
として見られたはずの
自分が変わることが出来たのは、
無職の生活のお陰なのかも知れません。
以上、何かのご参考になれば幸いです。