早期退職のノウハウ・体験談

50代後半 早期退職からの再就職 ~ 半減した収入と仕事内容のバランス

収入と仕事内容のバランス

[illustAC]

こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。

私は2020年3月末に57歳で事業構造改革(リストラ)によりやむなく早期退職して、

約8ヶ月間の無職生活ののち、何とかご縁があって教育機関の契約社員(IT担当)として再就職しましたが、

「契約社員として再就職してやっている仕事の内容・キツさ」

について書いてみたいと思います。

賞与なしの契約社員ですので、ご多聞に漏れず収入は半減以下になっています。笑;

そこで、

私と同様に早期退職したあとで契約社員・派遣社員をご検討されている方は

「収入に見合った仕事内容なのか?」

について興味を持たれるのではないでしょうか?

※ただし仕事内容の評価は私個人の主観です

 

早期退職後はブラックになりがちな職場には応募しない

50代後半の中高年が早期退職に踏み切るには、それなりの「経済的な根拠がある」ことが多いと思います。

私自身も経済的にはそうだったのですが、

「今までやってきた仕事以外にやりたいことが見つからない」

「だけどじっとしていられない」

という困った性格なので、無職の生活もつまらなく感じてしまい、

再就職することにしました。

それで収入が半減以下になることを許容して再就職を果たしたものの

仕事内容がキツければ「ブラック企業に再就職してしまった」ことになります

中高年を雇用してくれる所は「中小企業」がメインとなりますので、

ネットでの口コミ情報自体が少ない」

ため

入社する前に外から見極めるのは難しい」

のが現実です。

ですが「書類選考は通過して次は面接」「内定をもらったが返事はまだしていない」

という段階になると仕事内容がかなり気になるものです。

なぜなら再び働いている自分をイメージしているからです。

そこで、私が取ったアプローチは、

「自分のスキルと経験が活かせて、即戦力となる」

「ブラックになりにくい業界、職場を選んで応募する」

ということでした。

結果的に私の場合は、

「収入が少ないことは許容して」

「ITエンジニアとして教育機関で働く」

という道を選んだのでした。

主な判断ポイントは

「夜間・休日・夏休みなど、主役の学生が居ない時間帯・期間には、残業してまでやらなければならない事はないだろう」

と考えたからです。

 

実際の仕事の「キツさ」はどうなのか?

私の場合、結論から申し上げると

「時給なりの仕事の難易度&キツさ」

になっています。

つまり自分が早期退職する前と比較すると、

「時給換算では50%ダウンだけど、仕事のキツさもそれに見合っている」

という実感があります。

予想通り「学生が居ない時間帯・期間」は仕事も忙しくはないですし、毎日定時で帰ることも可能です。

実際に残業はほとんどしていません。

中高年の契約社員や派遣社員に残業させるケースは少ないと感じます。

仕事自体も繁忙期を除けば忙しくないので、

「1時間ほど早く早退して、18時に家の近くの歯医者に行く」

という事が可能です。

こんな感じの職場なので、幼稚園とか小学生の子供を持つ「お母さん」がチャリで来てパートタイムで働いているケースも結構あります。

 

「手が汚れる現場仕事」「休日勤務」もたまにある

仕事内容は学内のITインフラ(ネットワークやサーバー)やPC(パソコン)の面倒を見ることです。

有線&無線のネットワーク機器や仮想基盤上のサーバの「構築」「運用保守」「数年毎のリニューアル」および「新規PCの調達」「PCのセットアップ」「トラブル対応」などです。

※リスクが高くて高い専門性が要求される作業は専門ベンダーに外部委託します

ネットワークやサーバーなどインフラにあたる設備更新の時は、休日出勤することも年に2-3回くらいあります。

でも振替休日を取ることがルールになっているので平日に代休を取ります。

それから、たまには

「埃が溜まった床の隅でカーペットを剥がしてフリーアクセスを開けて、有線LANの敷設作業やトラブル対応」

などもしますので手が汚れる仕事をすることも時々あります。

でも、自分で手足を動かして、上手く対応できた時の達成感はあります

 

納期とか売上目標とは無縁で仕事上のストレスは少ない

私の場合、教育機関の契約社員として再就職しましたが、

働き方自体は割と公務員に近いと思っています。

私が「仕事がキツくない」と思うポイントは、

  • 売上&利益の目標
  • いつまでに開発して市場リリースしなければならない

みたいな事業計画に応じたプレッシャーがない点です。

従って「残業してまで頑張らなきゃいけない仕事がほぼない」のが実際のところなので、

時給換算で早期退職前からは60%減としても、納得感があったりします。

加えて言うと、土木作業や建築現場ほどには肉体的にキツくはなく、

無線AP/ネットワーク機器/サーバーなどをいじるフィールドワークがあれば、

デスクワークとして頭を使いながらキーボードをたたいて設定をしたり

チューニングやトラブルシューティングもしたりするので、

肉体労働と頭脳労働のバランスが私にはマッチしていると思います。

 

50代後半での再就職は、現場スキルや現場経験が必要

私の場合は幸か不幸か、50歳頃に管理職から離れて、IT系の設計開発/構築/運用/市場サポートという「現場」に再び戻りました

実は、100%自分から望んだ訳ではなく、上司の勧めもあったのですが、

その時は「もうこれ以上の出世の目はないな」と落胆した時期もありました。

でも、いま振り返ってみると、

「管理職で早期退職するよりも、早期退職するまでの8年間は再び現場に戻って、実戦力・現場力に磨きをかけることができて良かった」

と思っています。

再就職後の私は、決して厚遇とは言えない契約社員ですが、

再就職すると決めた時点でこれまでのプライドはほぼ無くなったと思います。

そういう意味では、

もしもスムーズに再就職していたら

「中小企業では扱いにくい、プライドが高い大企業出身者」

になっていたと思いますが、

「肩の力が抜けた、プライドを捨て現場力で勝負する大企業出身者」

へと変わることが出来たのは、逆に無職の生活のお陰なのかも知れません。

以上、ご参考になれば幸いです。

 

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