こんばんは、ヤス@ロコ父さんです。
最近になって50代後半で早期退職された方の中には
「緊急事態宣言が解除されたら再就職活動に力を入れてみよう」
と考えておられる方もいらっしゃると思います。
そんな方に向けて3-4ヶ月前に再就職した私自身の経験から
「なぜ早期退職した50代後半を受け入れてくれたのか?」
「雇い側としてどう考えているのか?」
についてご紹介したいと思います。
これは実際に50代後半で再就職をしてみないと中々わからないと思います。
目次
再就職の職場探しのポイント:50歳後半でも違和感なく働けること
私は再就職先を探す際に、
「なるべく中高年にとって居心地が悪くなさそうな職場」
を優先事項にしていました。
つまり以下のような職場をイメージしました。
- 50代後半の中高年でも気持ちよく雇用してくれる所
- サラリーマン時代に培ったスキルと経験が生かせる所
- IT系の派遣や業務委託常駐のような若者の比率が高い所は避ける
- 売り上げや利益に追われてギスギスしていそうな所は避ける
- 通勤時間はなるべく「1時間以内」
- 賃金は失業給付+αくらいの「契約社員」で妥協する
- これから5年働ければ御の字とする
再就職した職場は概ねこれらの条件に合致しています。
もちろん、
「なるべく年収の高い方からアプローチ」
という気持ちはありましたが、
「そこをグッとこらえて」
「50代後半でも無理なく働ける再就職先」
を最優先としました。
再就職先は中高年の宝庫 ~ 57歳の私がなんと若手に?!
再就職した職場のIT運用支援チームは私を含めて6人で構成されています。
ネットワーク&サーバのインフラの運用保守・技術サポート・設備更新などが主な仕事です。
(アプリはほとんど出来合いのものを買ってきて主幹の部署がカスタマイズするくらいです)
先輩の皆さんの多くがそこそこ名の通った企業を早期退職したITエンジニアの方々です。
なんと!私は若いほうから2番目です。(驚)
まさか私のような「アラシックス」(四捨五入すると60歳という意味)
が若い部類に入るなんて想像していませんでした。
まさに「早期退職した中高年の宝庫」です。(爆)
参考記事 ⇒ 実録:再就職先の62歳の先輩が働き続けるモチベーションとは?
では、雇う側にはどんな事情があるのでしょうか?
こんな事情でした。↓
- 事業所規模としては従業員200名以下の中小企業
- 役所の外郭団体と似ていて、契約社員・嘱託が多くて正職員は半分以下
- 契約社員の場合、この給与水準で住宅ローンや私立大学の学費を賄うのは無理
- よって30代や40代の生きのいい優秀なITエンジニアは来ない
- 契約延長は最長5年なので、平均すると1年に1人以上は交代が発生する
- よって即戦力として期待できる早期退職した中高年エンジニアを定期的に受け入れる
早期退職後の働き方としては悪くないかも?
でも「この歳で思いがけずに若手になるっていいかも?」と思っています。(笑)
同僚(※)も元同業者だと話も合うし、でも企業文化の違いとかあって面白いです。
※同じような大手企業でIT系エンジニアを長年やってこられた方々
チームの中で若手となってしまえば、気持ちはお気楽です。
こうなるとプライドなんて何にも無くなって、わからないところも気軽に聞けますし。
ときには60歳前後の諸先輩方にいじられたりもします。
また普段の何気ない雑談から、いいネタなんかが入ってきたりもします。
「職場自体は典型的な中小企業」
「給料も決して高くはない」
「状況によっては2-3年で契約終了という可能性もゼロではない」
など不安要素はありますが、
「健康保険組合や年金がある」
「残業は少なく、業務上の過剰なプレッシャーやストレスもない」
「60歳前後の先輩方は、職場との距離の置き方を心得えている」
という事もあり、
「こんな働き方も悪くないかな」
と思っています。
「コロナ禍が少し落ち着いたら再就職活動に力を入れてみようかな?」
という方に、ご参考になれば幸いです。