こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。
今回のテーマは退職金についてです。
数名の早期退職者に退職金の使い方と運用方法について聞いてみました。
このネタはなかなか「他人の懐に細かい所まで踏み込む訳にもゆかない」ので、あくまで参考情報として。
私の場合も含めてご紹介します。
・退職金の使途は?
・退職金を運用するならどうする?
・どのくらいの比率でリスク運用する?
ヒアリングした母数が少ないので世の中の統計とは一致しないと思いますが、「退職金をどうしようか?」と疑問を抱いた時の「検討の一助」になれば幸いです。
目次
退職金で住宅ローンを完済
ヒアリングしたのは全員が中高年サラリーマンでした。
以下の3パターンに集約されました。
[1] 数年前に住宅ローンを完済した
[2] 早期退職の直前に住宅ローンを完済した
[3] 退職金を使って住宅ローンを早々に完済する予定
住宅ローンの状況は人それぞれでしたが、どちらかと言うと [3]のパターンが多かったです。
(ちなみに私の場合も離職後の最初の月末で完済しました)
中高年サラリーマンともなると早期退職時に住宅ローンが残っていても、残債は借入額の1/10くらいに減少している様子でした。
これくらいの残債であれば、退職金の一部を使って住宅ローンを完済することができますね。
ポイント:
・中高年になるまでに頑張って住宅ローンを繰り上げ返済をしておく(残債の前倒し圧縮)
・早期退職時に住宅ローンの残債があったとしても退職金で完済する(理想形)
・雇用保険の給付を受けながら住宅ローンも払い続けるというパターンは避けるべき
退職金の大半は定期預金に貯金
「退職金の50%以上は元本保証型の預金などに保管しておく」という方が大半でした。
すぐに使う予定のない老後のための資金としてリスクなしで保管したいという事かと。
(※ただし1金融機関あたり1千万円までしか保証されない点は注意)
定期預金の場合、金融機関によっては年利0.1%~0.2%という所もあります。
ポイント:
・退職金の大半を老後資金に預金という形で残しておくつもり
・ただし普通預金の金利0.002%などに3年も5年も預けておくのはもったいない
・年利0.1%-0.2%の定期預金に入れるつもり
という声が大半でした。
大手金融機関の退職金特別プランで運用
「退職金の大半は円定期預金で温存する」
という声が圧倒的でした。
ですが、
退職金の10%-20%の部分は金融機関がキャンペーンしている
「退職金特別プラン」に申し込む予定だよ。
こんな声も少なからずありました。
この退職金特別プランは以下のようなパッケージになっています。
参考サイト:りそな銀行の「退職金特別プラン」
(あくまでサンプルイメージとして)
・退職金で、投資信託orファンドラップ+円定期預金 の同時預け入れ
・円定期預金の3ヶ月金利が5% ※キャンペーン期間により変動
・定期預金の最低預け額は300万円から
・円定期預金の預け額と同額以上の投資信託orファンドラップを購入することが条件
注意点:
・期間限定のキャンペーンのため、円定期の金利が変更されたり、キャンペーン自体が終了している可能性があります
仮に、円定期預金に300万円預けたとして利息を計算してみます。
すると3ヶ月間だけですが年利 4%、税引き後 3.187% の利息がつきますので、
300万円 x 0.03187(年利) x 0.25(3ヶ月) = 約 2万4千円
となります。
このご時世にこの利息は魅力的です。
ただし投資信託 or おまかせファンド を円定期の同額以上は購入することにはなりますが。
この「退職金特別プラン」に申し込むには、
・退職後1年以内、1人1回まで
・退職金だと証明できる書類(例:源泉徴収票)の提示
という条件があったりします。
ポイント:
・資金に少し余裕がある方は、金融機関の「退職金特別プラン」も選択肢となりうる
・投資信託は値下がりすることもあるので余裕資金に留めておく(目安として退職金の10%-20%くらい)
・退職後1年間は「退職金特別プラン」に申し込むことができる(金融機関により条件が違う場合もあり)
ご興味のある方は、
「退職金特別プラン」のキャンペーンをやっている金融機関の窓口まで相談してみるもの良いかと思います。
自分で運用する
少数派ですが「自分で株式なり外貨定期預金なりで運用する」という方もいました。
ただし運用にまわす範囲は退職金の10%-20%の部分とのこと。
「投資信託を買うよりも自分で色々やってみたい」という事なんじゃないかと思います。
まあ、投資信託って報酬とか手数料とか引かれますしね。気持ちは理解できます。
この方も株や外貨は「あくまで余裕資金の部分で運用する」という事みたいです。
あくまで私見ですが、
「個人で株、投資信託、外貨、金などに退職金の一部をまわすとしても、リスクの少ないものに分散するのが良い」
と思います。
まとめ
早期退職者の退職金の使い方のヒアリング結果:
・住宅ローンは完済する(遅くとも退職後早々に完済する)
・大半は元本保証型の円定期預金などに預けておいて老後の資金とする(65歳以降)
・金融機関の「退職金特別プラン」も一考の価値はある
・数分の一くらいは株式、投資信託などの運用に回す(資金に余裕がある場合)
・資金に余裕があり、資産運用が好きな人は自分でやるのもあり(老後のボケ防止?)

