早期退職のノウハウ・体験談

早期退職後の手続き大作戦 〜 ハロワや役所を効率よく回る

退職後の手続き作戦

[Photo: PAKUTASO]

こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。

早期退職した直後からやらなければいけない諸手続きの「段取り」「優先順位」「注意点」などについて自身の体験談も交えてご紹介したいと思います。

特に失業給付を受給しながら求職活動や自分探しをする場合、

早期退職により離職した直後は色々とやることがありますので注意しましょう。

この記事で触れる諸手続き:

  • 雇用保険の給付申請(求職の申し込み)
  • 国民健康保険の加入手続き
  • 国民年金の加入手続き
  • 確定拠出型年金(DC)をiDeCoへ移換

 

先ずは雇用保険の失業給付の手続き

会社から離職票が郵送されてきたら、

なるべく早めに「ハローワーク」に行くことをおすすめします。

ハローワーク・インターネットサービス

ポイント:

  • 居住地の役所・役場に「国民健康保険の加入手続き」に行くときまでに、「雇用保険受給資格者証」を持っていると、その場で「軽減措置」の申請もできるので効率的です。
  • 受給期間が最長の330日の方は特に注意が必要です。うかうかしていると「離職した翌日から1年間がMaxの受給期間」の終わりの方が先に来る可能性があります。
  • それから早期退職など会社都合の場合は、7日間の待期期間の後はすぐに受給開始してもらえるので、収入(保険金)は早めにもらった方が家計的に安心できると思います。

 

国民健康保険の加入手続き

会社の健康保険組合の資格喪失、つまり退職してから14日以内に手続きが必要

ですので、

なるべく早めに居住地の役所・役場に「国民健康保険の加入手続き」に行くことをおすすめします。

  • 「退職証明書」か「会社の健康保険組合の資格喪失証明書」が必要ですので、自宅に届いているか確認しましょう。
  • どちらの証明書が必要なのか事前に電話で居住地の役所・役場に確認することをおすすめします。
  • なるべく早く健康保険証が欲しい方(例えば通院中の人がいる場合)は、上記の証明書が手元にあれば退職後すぐに手続きをしてもよいでしょう。
  • 制度上は(失業者の場合)離職日の翌日から国民健康保険に加入しているとみなされます。
  • 「病院に行けない」「病院に行ったら健康保険に加入していないのでバカ高い医療費が全額自己負担になる」と悩む必要はありません。
  • 国民健康保険証がない状態で運悪く医者にかかった場合でも最終的には3割負担になります。

 

国民年金の加入手続き

国民年金の加入手続きについても、退職してから14日以内に手続きが必要ですので、

できれば国民健康保険と同じタイミングで手続きすることをおすすめします。

ポイント:

  • 居住地の役所・役場に行ってみると、一般的には「国民健康保険の手続き窓口のすぐ近くに国民年金の手続き窓口もある」と思いますので、連続して手続きすることをおすすめします。

 

確定拠出年金(企業型DC)の移換

今まで加入していた企業型確定拠出年金(企業型DC)の移換については、運用会社から案内があったかと思いますが、一般的には離職後に6ヶ月くらいの移行期間が与えられていますので急ぐ必要はありません。

また、焦って移換手続きを進めると思わぬ事態になってしまう可能性もありますので、DC移換手続き開始のタイミングは慎重になることをおすすめします。

ただし忘れずに必ず、離職後5ヶ月以内に手続きを完了させるようにましょう。

実はこれについては「あやうく想定外の損失に直撃されるところだった」ことが後から判明しまして、自分の場合は少し失敗だったかも、です。(もう後の祭りですが...)

しかし、社会保険・ハローワーク等の手続き対応に気を取られていた事情もあり、

移管と移換を勘違いしてしまったがために「DCの手続きタイミングはいつでもいい」

と思い込んでいたことが、完全に死角になっていました。

詳細については別記事にてご紹介しています。

 

最も効率的な手続き作戦(アグレッシブ型)

本作戦の条件:

  • 離職票が早めに自宅に届く予定(1週間以内に)
  • 健康保険組合の資格喪失の証明証も同様に早めに届く予定
  • 家族も自分も通院していないし健康である
  • 役所/役場が自宅から遠いので、できれば全部1日で手続きしたい

本作戦の戦術:

  • 午前:ハローワーク(所要時間は1.5hくらいを覚悟)
  • ここで「雇用保険受給資格者証」を必ず受領
  • 午後:役所・役場に行って国民健康保険と国民年金の手続き
  • 所要時間は0.5h x 2くらいを覚悟
  • ここまでを退職後の14日以内に済ませる

 

手堅い手続き作戦(ディフェンシブ型)

本作戦の条件:

  • 離職票は2週間以内くらいには自宅に届くだろう
  • 健康保険組合の資格喪失の証明証は離職後すぐに届く予定
  • 離職したタイミングで家族の誰かが通院中、あるいは健康上の不安がある
  • 役所/役場が自宅から近いので3回通うのも構わない

本作戦の内容:

  • 最初の1日:先ずは役所・役場に行って国民健康保険の加入手続き(その場で保険証が交付される)
  • 次の1日:ハローワーク(所要時間は1.5hくらいを覚悟)
  • ここで「雇用保険受給資格者証」を必ず受領
  • 次の1日:再び役所・役場に行って国民健康保険の軽減申請、および国民年金の加入手続き
  • ここまでを退職後の14日以内に済ませる

 

最後に

いづれにしても

「離職票」や「退職証明書」「資格喪失証明証」がどのくらい早く自宅に届くのか?

が1つの判断材料にはなりますが、役所が近くて時間と気持ちに余裕のある方は3件の手続きを1日づつ回るのも良いと思います

自分の場合は、想定外のコロナ禍の影響により役所やハローワークに3回も行ってようやく諸手続きが完了しましたが

「役所の窓口機能が本来に近い状態に戻れば、1日で全ての手続きを済ませることも可能かな」

と思った次第です。

でも「しばらくは無職の生活を楽しむ」という状況であれば、

3回に分けて手続きをする感じで「平日昼間の町の様子を楽しむ」のも一興かと思います。

以上ご参考になれば幸いです。

 

[ロコ]
[ロコ]
 ところで、お父さんの手続き作戦はどうだったの? 
 実はちょうど整形外科に通院している家族(ロコ母さん)がいたので国民健康保険はすぐに加入手続きしたんだよね。 
[ヤス父]
[ヤス父]
 でもコロナの影響で雇用保険受給資格者証をもらうのが3週間後になってしまって。。 
[ヤス父]
[ヤス父]
 だから国民健康保険の軽減措置だけが申請できない状態が20日くらい続いてヤキモキしたよね。 
[ヤス父]
[ヤス父]

 

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