こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。
会社員として仕事に注力して「個人的な成果をそれなりに上げたとしても」、
担当するビジネスあるいは所属する事業体の経営状態が悪化したら(赤字化)、
「納得できない処遇を受ける」ことは誰にでも起こり得ます。
目次
納得できない処遇、早期退職/希望退職の募集に遭遇することもある
単に「ボーナスが少ない」というレベルで済んでいる内はまだ良い方です。
プロダクト・サービス・ビジネス拠点の統廃合まで行わざるを得ない場合、
「早期退職・希望退職を選択せざるを得ない」
と追い込まれてしまうことも現実にはよくあります。
近年ではなおさら
「役職定年となってしまって、実質的に自分の存在意義や居場所がなくなる」
「赤字になっていなくても、社員の年齢構成のアンバランスを解消するために45歳~59歳の早期退職を募集する」
というケースも珍しくありません。
一方で、日本の会社では組織の中で仕事をする内に、心の支えとなるような恩師ができたり、友人ができたり、人間として成長させてくれたりする事もあります。
ゆえに
「自分」と「会社」が「一体化してしまっている」
ことも多いのではないでしょうか?
特に20代で就職してから中高年になる迄、1つの会社で働いてきた人はそれが強いと思います。
これは何も恥ずるべき事ではありませんし、逆に家族的な雰囲気と言うか日本的な経営手法が強みになるケースもあるはずです。
早期退職/希望退職 に追い込まれても「会社を否定し過ぎない」
個人的な成果を上げても正当に評価されない。
評価されないどころか、リストラ対象になりそう。
こんな事はどこでも誰にでも起こり得ることです。
コロナショックにより多くの業界が20%~30%の需要減・売上減に直面する中で、担当するビジネスや事業体の経営状態が不運にも暴風雨に巻き込まれてしまっては仕方がありません。
そんな不遇を受けてしまうと、ついつい「会社の否定」をしてしまいがちです。
ですが、
「自分」と「会社」が「一体化してしまっている」場合、「会社を否定」することは「自分をも否定」していることなりかねません。
そんな時は、
-
自分は自分、会社は会社、本来お互いに独立した存在だよね
-
経営が困った状態になっている会社に、人情を求めても仕方がないよね
- 会社にまだ体力が残っている内に、もらえるものはしっかりもらって、次のステップを考る方が前向きだよね
こんな考え方をしてみてはどうでしょうか。
中高年となってしまっては若い頃のように「経営状態が良い、処遇も良い、ではライバル会社に転職してやれ」はなかなか通用しません。
特に、早期退職優遇制度で割り増し退職金をもらおうものなら、ライバル会社への転職はできないのが一般的ですし。。
人生は一度きり ~ 我唯足知
本来、自分の人生は会社に支配されるものではありません。
ただでさえ人生は一度きりです。
「自分の実力がフルに発揮できて」
しかも
「運も味方に付いてくれる」
ような人は本当にラッキーな人です。
ごく一握りの人です。
凄く実力があって、運も味方に付けていて、はたから見ると大成功した先輩社員も何人かいました。
でも中には、60歳が近づくにつれて積もり積もったストレスが祟ってか、病気になって不遇のセカンドライフになったり、病気で急死されたりすることもありました。
何が幸せで何が不幸せなのかよくわからなくなります。
こんな時は古い友人の座右の銘を思い出します。
吾唯足知
(われ ただ たるをしる)
京都の竜安寺のつくばいに刻まれている文字です。
水戸光圀公から寄進されたと言われています。
- 足ることを知る人は心は穏やかであり
- 足ることを知らない人は心はいつも乱れている
「自分の心の持ち様次第」ということですね。
中高年ともなれば、よく生きてあと25年くらいです。
明日死んでも後悔しないような生き方をしたいものです。
(なかなか自分は実践できていませんが。。汗;)