こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。
10月中旬から再就職活動の強化月間となっていますが、
「早期退職した後、なぜ再び働くのか?」
について「私の場合」を少し書いてみたいと思います。
再就職の動機 その1 ~ 親や兄弟が自営業で頑張って働いて来た
もしかすると要因はこれが大きいのかも知れません。
私は自営業を家族経営している環境で育ちました。
上の兄弟が(今は亡き)実父の跡を継いで15年になりますが、
働き方は、
「アルバイト並みの時給で1日12時間労働をしている」
「しかも年間休日日数は60日しかない」
というブラックそのものです。
ただし零細でも「社長」なので
「強制してくる奴」「いじめてくる奴」
は居ませんから一概にブラックとは言い切れません。
誰の指示を受けるわけでもなく、自分(社長)の判断でそうしているのです。
(と言っても、たまに「あーだ、こーだ」と言ってくる五月蠅いお客様もいます。笑)
私は、早期退職後の数か月間においては、
- まぁ30数年間もサラリーマンで頑張ってきて
- 住宅ローンも返済して、子供も立派に育て上げたのだから
- たまには3ヶ月とか6ヶ月くらいはゆっくりしてもいいよね
こんな気持ちで過ごしていました。
ですがコロナによる非常事態宣言が終わって3ヶ月くらい経過すると
ああいう家庭環境で育ったものですから、
「50代後半でプラプラしている」
こと自体が何か悪いことをしているように思えてきました。
(=今は亡き実父に申し訳ない気持ち)
これは目に見えない強力なプレッシャーになります。
再就職の動機 その2 ~ 老後資金 2000万円問題
老後資金2000万円問題が昨年話題になったのは記憶に新しいところですが、
- 夫65歳以上、妻60歳以上、の夫婦のみの無職の世帯では
- 毎月の不足額は約5万円で、まだ20〜30年の人生があるとすれば
- 老後資金の不足額は1,300万円〜2,000万円になる
という内容でした。
試算の前提にあるのは、無職の老夫婦世帯においては平均値として収入が約21万円/月、支出が約26万円/月。
毎月の家計収支が5万円くらいの赤字。
65歳以降の30年間で約2,000万の金融資産の取り崩しが発生。
私の場合、65歳以降は上のモデルケースに近いはず。
65歳までの約8年間の支出を計算すると、今の状況でも
「仮に全く働かなくても、やってやれなくはない」
(賃貸収入・配当金・資産運用益+貯金の取り崩し)
と試算できました。
ですが私の場合は、
「まだ体も頭も動くのに、これからずっと守りの生活を送りたくない」
と思ったのです。
これがもう一つの大きな要因です。
体が動く内は働くことが最強の老後対策
老後資金2000万円問題のレポートの中にも、第1の対策として
「長く働いて生涯収入を増やす」
というのがあったと思います。
60歳で引退する人と70歳以上まで働く人では、
仮に年収200万円で働いたとしても、
その間の収入が2000万円も違ってきます。
極論かも知れませんが、
「健康で70歳まで働く人」にとっては
「65歳時点で老後資金2000万円」は
「それほど重要ではない」のです。
体を動かすことができて(アルバイト・パート的な収入だったとしても)
70歳までの10年間で1500万円以上稼ぐことが出来れば
「これが最強の老後対策」
だと思いました。
「生涯現役」の気持ちの方が若さを保てるかも
むしろ「もう引退しよう」と思うまでは、適度に体を動かしたり頭を使ったりすることで、健康が維持できるタイプの人も少なからずいると思います。
私自身も「適度な外部からの刺激とプレッシャーが必要なタイプ」だと、
この数ヶ月のムショッカー生活を通じて再認識しています。
毎日、テレビを見たり、パソコンやゲームをしたり、家族としか会話しないような
「引き籠り老後生活」になってしまうと
「自分は健康を害してしまうかも知れない」
とも思いました。
(私は会社以外の社会的な繋がりが希薄なので)
これが自分の直感としてあって、何か嫌な感じがしたのです。
これが現時点での自分の働き方の方針、
(嘱託でもアルバイトでもパートでもいいので)
「とりあえず、ある程度の健康体とモチベーションがあって、働ける内は働いてみよう」
につながっています。
以上、何かのご参考になれば幸いです。
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