早期退職のノウハウ・体験談

希望退職募集のニュースを見ると胸が痛みます

早期退職、無職、再就職

コロナ禍による「事業環境の激変」「需要の減少」により、

毎日のように大手企業のリストラによる希望退職募集が発表されています。

そんなニュースを聞くたびに、

「あぁ、また自分のような中高年サラリーマンが」

「会社の従業員1個人ではどうにもならないような事情によって」

「早期退職を選択してセカンドキャリアを模索するんだなぁ」

と思いをはせると共に、少し胸が痛みます。

 

最近のリストラは業界トップクラスの企業でも待ったなし

2020年4月に非常事態宣言が発出され、コロナ禍になったあたりから

早期退職ブームを通り越して、早期退職ラッシュになった感すらありますが、

そのラッシュの終わりが見えてこない状況です。

人減らしを進めざるを得ない企業が次から次へと現れています。

ニュースで報道されるのはリストラ内容を公表している上場企業だけです。

それらの下請けになっている中小・零細を含めるとで報道されるリストラ・希望退職募集は氷山の一角なのでしょう。

最近のリストラは業界トップクラスの企業でも待ったなしの状況の様子です。

電機&電子の製造業・航空業などの業界には、学生時代の知り合いが結構居たりするので他人事ではありません。

(そういう私も早期退職するまで所属していた会社も One of them です、汗;)

 

ミツバ 早期退職募集

  • 東証1部上場、自動車ワイパーモーターでは業界トップクラス
  • 早期退職実施時期:2020年10月
  • インセンティブ:特別加算退職金 + 再就職支援
  • 希望退職人数:549名
  • 特別損失額:41.6億円(見込み)

自動車は減産なんですね、やはり。

三菱自動車などの完成車メーカーも相当厳しい印象です。

推測域ですが、50代の中高年の10人に1人くらいは今回の希望退職に応募する感じでしょうか?。

退職金の特別加算分は基本給の24ヶ月分くらいありそうなので、最低2年間は籠城生活が可能そうです(推測)。

 

東芝 早期退職募集

  • 東証2部上場、言わずと知れた大手電機メーカー
  • 早期退職実施時期:2020年10月
  • インセンティブ:特別加算退職金 + 再就職支援
  • 希望退職人数:770名(見込み)
  • 特別損失額:118億円(見込み)

個人的にはこの会社の製品は好きです。

購入したエアコンの大半は東芝製(インバーターが良い)で、家庭で使用しているノートPCはDynabook、換装したSSDも東芝製フラッシュメモリです(笑)。

知人も何人か居ます(居ました)。

推測域ですが、撤退事業(単体としては債務超過状態の事業)の50代の中高年の多くの方々は、早期退職に応募せざるを得ない、という感じゃないでしょうか?

私自身もかなり似通った状況でしたので良くわかります。

退職金の特別加算分は基本給の24-36ヶ月分くらいありそうなので最低3年間は籠城生活が可能そうです(推測)。

 

ANAも希望退職の募集

つい最近のニュース(2020年10月発表)では

ANAがついに給与カットと希望退職の募集

に踏み切るそうです。

※日経新聞ニュースから引用

全日本空輸(ANA)が退職金を割り増す新たな希望退職の実施を労働組合に提案したことが7日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で経営状況が悪化するなか、コスト削減を急ぐ。2020年度の一般社員の冬季賞与もゼロにするほか月例賃金も減らす。年収は3割減る見通しだ。

退職金の割り増し、つまり「早期退職の特別優遇」は7年ぶりの事だそうです。

私もそうですが、60歳定年まで既にカウントダウンが始まっている50代後半の世代にとっては悩ましいですね。

次回の「早期退職の特別優遇」が実施されるとき(おそらく7年~10年後)には、確実に会社には居ませんから(笑)。

でもパイロットは除外らしいです。やはり国内で数千名しかいない特殊技能の保有者は強いですね。英語も堪能ですし。(うらやましい)

 

割り増し退職金をもらって元気に過ごす、発想の転換

「会社にしがみついても定年まであと3年しかない」

この状況で仮に24ヶ月の月給相当の特別加算金が出る条件の場合、失うものは少なくて

失業給付を貰った後で再就職なりアルバイトで月収10万円~25万円を稼げば、

プラスマイナスゼロどころか自分の頑張り次第ではプラスになる可能性もあります。

こういうプラスの方向の発想転換が必要じゃないかな?と思います。

人間、誰しもが最後は墓場に行きます。

リストラを首謀した事業部長や部門長も例外ではありません。

あまり仕事で過度なストレスを受け続けると、急に60歳前後でガンで死んだりします。

実際に(若干名ですが)そんな方々を間近で実際に見てきました。

人の2倍の給料を稼いでいても、60歳半ばで棺桶に入ったのでは割に合いません。

お金はあの世には持って行けないのです。

割り増し退職金を貰えるし、60歳で企業型DC(確定拠出年金)も受け取り可能になります。

「子供が自立して」「住宅ローンも無くなった」こんな状況(=幸運な状況)であれば、なおさらの事です。

この辺で発想を転換して

もう

「生涯収入を最大化しなければ」宗教からは脱会して、

「いかに健康で楽しくやれるか」宗教で行くのも

全然アリだと思います。

これは自分自身にも言い聞かせています。

人間は「幸せなポイントはすぐに忘れて」「不幸せなポイントはなぜか忘れない」困った動物です。

60歳から学び直しのために大学に行く人もいるくらいですから、半年や1年くらいは「自分探し」をしてみるのも良い経験になるかも知れません。

以上、何かご参考になれば幸いです。

 

参考記事:

「早期退職勧奨」にどう向き合うか ~ 不遇? 不運? チャンス?

にほんブログ村

記事がお役に立った際はポチっと応援をお願いいたします。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ

にほんブログ村 犬ブログ トイプードルへ

にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へ

当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介、適格販売により収入を得ています。