こんにちは、ロコ父さんです。
2020年は私個人にとって、早期退職 ⇒ 無職 ⇒ 再就職 を経験した激動の年でした。
思い起こせば無職になった4月はコロナ禍による緊急事態宣言が発出されて、
ハローワークや市役所など慣れないお役所の窓口を回って、
無職ながらも生活の基盤を整えることに奔走していました。
同じように新たな第1歩を踏み出された方々に少しでもお役に立てればと思い、
早期退職後の雇用保険、健康保険、国民年金など諸手続き の総集編
をお送りさせて頂きます。
早期退職のファイナンシャルプランニング
まずは無職になり雇用保険の給付で凌ぐ期間の家計収支を把握しましょう。
マイナス収支になるのは当たり前ですので落ち込まず、
過度な節約も精神的によろしくないので、適度に節約しながらも
生活ペースを安定させることに努めると良いと思います。
早期退職した後の「無職の期間における家計収支」について、事前の予想と実際の結果をご紹介しています。
■家計収支の予測と実際(失業給付を貰っている無職の期間中)
50代後半で早期退職 ~ 退職後/無職中の家計収支を把握しておく
早期退職して3ヶ月後の家計収支 ~ 実際の家計収支はこうなりました
早期退職後の雇用保険について
無職の期間中は、雇用保険の給付は貴重な収入源です。
税制上は「所得ではない」ので、「非課税」で確定申告の対象外です。
雇用保険の失業給付については以下の記事でご紹介しています。
■雇用保険について解説した記事(早期退職者向け)
まるわかり! 早期退職後に受給する雇用保険の失業給付 手続き (前編)
まるわかり! 早期退職後に受給する雇用保険の失業給付 手続き (後編)
早期退職後の健康保険について
早期退職(希望退職)に応募して「会社都合の退職」(非自発的失業者)となった場合は、
国民健康保険の大幅な減免措置が適用されます。
※雇用保険の失業給付が直ぐに貰えて、かつ受給期間も1年くらいある人
企業が加入していた健康保険組合を任意継続するよりも国民健康保険の方が安上がりになります。
■早期退職後の健康保険
(おもに非自発的失業者の方々向けの内容)
早期退職後の健康保険はどちらを選ぶべきか ~ 国民健康保険? 任意継続?
早期退職後の健康保険 ~ 任意継続から国民健康保険に切り替える
早期退職後の年金について
退職後は自分で国民年金の掛け金を支払わなければなりませんので
市役所に行って手続きをしました。
基礎年金、つまり年金制度の1階部分、は切れ目なく払っておくのが得策です。
(今まで30年以上、切れ目なく払ってきましたので)
■国民年金の手続き
それから、退職する前の10年間くらいは企業型DC(企業型の確定拠出型年金)の積み立てがありましたので、早期退職に伴い「iDeCo(イデコ)に移換」しました。
ただし「iDeCoへの移換」については失敗しました。汗;
まぁ損失が少なく済んだだけでもヨシと思うことにしています。(笑)
■企業型DCからiDeCoへの移換
早期退職後に確定拠出年金からiDeCoへの移換 〜 あわや大損失に
退職金の税金、退職金の運用について
長年サラリーマンなどをして退職すると、退職後まもなく退職金を受け取られると思います。
「虎の子の老後資金」ですが、退職所得税や住民税が引かれますので、
あらかじめザックリとした納税額を把握しておくと精神衛生上はよろしいかと思います。
また、退職金をどう運用するのか?についても計画を立てておくことをお勧めします。
■退職所得税について
■退職金の運用について
「退職金の使い方と運用方法」~ 57歳で早期退職した私の場合
■退職金特別プランについて
私が(ある意味、想定外に)早期退職したタイミング、2020年の春は「10年に一度あるかないかの投資の好機」と思っていました。
自前のルール通り退職金の1/3を東証プライム市場のバリュー株(実力よりも株価が低く評価されている銘柄)の購入にあてました。
さすがにあのタイミングは「何もせずに全部、定期預金か普通預金にしまっておくと後で後悔しそう」という直感的な思いが強烈にありました。
リストラにより早期退職に追い込まれた事、それと同時にコロナ禍になったことは最悪のタイミングでした。
しかしながら、まとまった株式投資をするには最善のタイミングでした。
何事も「悪い面」と「良い面」がありますので、冷静に見極めたり判断したりして、上手に対処することが大事だと思います。
以上ご参考になれば幸いです。