こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。
2020年春に早期退職してからコロナ禍中を忍びつつ、8ヶ月後に再就職したときは
「12ヶ月間 フルに失業給付を貰ってもよかったかな?」
とも思いましたが、「就職はご縁」が大事なのでこのタイミングは取り合えず逃さないようにした記憶があります。
(一度タイミングを逃すと次は1年後になっている可能性もあります)
中高年(50代後半~60代前半)が求職活動をしてみると、
「履歴書・職務経歴書の審査」や「面接」がスムーズに進まないことが多い
と実感されている方も多いと思いますが、この「スムーズに行かない」こと自体が
実は「ご縁が薄い」という事なので、先ずそれに気付きましょう。
私の場合(で恐縮ですが)、早期退職して半年にある頃から、
- 給料は安くても良いから
- 自分の技術的なスキルや経験が生かせる「ご縁」が見つかるのであれば
- そろそろ再び働こうかな?
と思い立って(=決心して)再就職活動に本腰を入れた結果、「幸運にも」2-3ヶ月後に再就職できました。
再就職へと本気で動くには「強い動機」が必要
60歳前後になって「慣れない環境で再び働く」こと自体が結構ハードルが高いのです。
私の場合、無職の生活を半年ほど過ごしている内に、幾つかの動機が浮上しました。
これらが合わさると「強い動機」となります
- 50歳で脱サラして自営業で頑張った(今は亡き)父、その跡を継いだ兄貴、彼等に申し訳ない気持ち
- 老後資金の問題、60歳までの3年間を「働く」「働かない」では、資金の差が2000万円くらい出ること
- これと言った打ち込むことが無いまま過ごすと(自分の場合は)ボケたり早死にしそうと思った
- コロナ禍の全盛期だったこともあり、無職で暇でも、自由を楽しめない(つまらない)
振り返ってみると、「強いモチベーションが無ければ、中高年の再就職という高いハードルは越えられなかった」と思います。
実は、再就職活動に本腰を入れる迄の約6ヶ月間(半年間)は「ほぼ働く気ゼロ」で生活していました(笑)。
人間、やる気が出ない時は、足掻(もが)いても良い結果が出る可能性は低い、と(私は)思っています。
「よし、やろうか!」という動機が湧いてくるまで、つまり「機が熟すのを待つ気持ちも大事」だということです。
専門性・現場力で勝負する:即戦力になれなければ採用されない
再就職に向けた強い動機が湧いてきたとしても、即戦力になれなければ採用されません。
高い時給を目指したいのであれば、「人並み以上に高度な専門性」を持っていることが重要な要件になるでしょうし、
安い時給で妥協するのであれば、「そこそこの専門性」と「職場の役に立てることは何でもやります的な積極性」が重要な要件になるでしょう。
私の場合で恐縮ですが、50歳の頃に「事業の統廃合」「社内政治の犠牲」「上司(事業部長)が難病にかかり退職」など不運が重なった結果、統括管理職からは外されて、郊外の事業所に異動となった転機がありました。;;
つまり、管理職の仕事からは解放されて、IT系システム(LAMPシステム)の設計・構築・運用という現場仕事に再び戻ることになったのです。
その時は「郊外の事業所に島流し」みたいに受け止めてしまい、そのショックで1週間くらい不眠症になり、神経内科に行って薬をもらった記憶があります。
ですが、今振り返ってみると「早期退職するとしたら、管理職で退職するよりは、専門性に磨きをかけた状態で退職することができたて良かった」と思っています。
管理職だった10年間はやりたくてもできなかった現場のIT系技術を、50歳から再び身に着けることができたことは、いまの再就職先において即戦力でやれている土台になっています。
ご承知の通り中高年の再就職先で多いのは「中小企業」なのですが、大企業の管理職だった人がマネジメント能力を発揮して活躍できる場面は少ないのです。
中小零細と言われる所以の通り、売上規模は小さいし、組織も細分化するほど人数が多くない、尖った専門性を持つ人も少ないのです。そんな現場で大企業的な経営管理(マネジメント)を実践しようとしても、周りは付いて来れないし、職場で浮いてしまうだけです。
中小企業ではむしろ「そこそこの専門性を持ちつつも、それを軸にして関連することは何でもやります」的な人材の方が重宝されます。
しかし、その中小企業に非正規の契約社員などの条件で雇用してもらう訳ですので、おそらく(大企業と比較すると)「平凡な部類に入る中堅管理職」が自分の採用を決めることになりますし、採用後はその人が上長(ボス)になるのです。
大企業でバリバリ働いていた方にとっては、これは結構ハードルが高いはずです。
ですので「再就職したい」と思う方は、一回り若い世代の上司の元でも、これまでの経験やナレッジを生かして現場仕事をやります、というメンタルを持つことも重要なポイントとなります。
くどいようですが、実際に自分で 手足+頭 を動かして成果が出せるスキルが必要です。
口ばかり達者だったり、パワポ作りばっかり立派な中高年(50代後半~60代前半)は、せっかく再就職できても直ぐに馬脚があらわれて、2~3年で契約終了となる可能性が高くなります。※
※ いまの中高年6人の職場において、この4年半でこの手の同僚に2人遭遇しました
あなたが「再就職にチャレンジしよう」と決心した時点で、この心構えができていて、給与水準に妥協さえできれば、再就職することは容易だと思います。
無駄なプライドは捨てる、処遇(給与水準)は二の次にする
私の再就職先では、同僚の80%以上が再就職した中高年で構成されています。(総勢6人です)
上司は自分も含めて5歳~15歳は若い方でしたが、IT系の人ではありませんでした。
大企業のエンジニアほどには専門性は高くありませんでしたが、この上司にとっては、
「即戦力の専門性を持って、自分で考えながら仕事してくれる」
「契約社員・派遣社員なので、査定や評価をする面倒が無い」
こんな感じで一定の評価をしてくれていました。
この評価軸に自分がマッチするかどうか?が採用の可否に直結していると言っても過言ではありません。
とは言っても、大企業でバリバリ働いていた方には屈辱的に思う方もいらっしゃるでしょう。
実は私も、最初の内は「自分のスキルや経験を安売りしてしまって自分自身のダンピングだ!」と思っていました。
でも今は、少し考え方を変えて「これまで自分が磨いてきたスキルや経験をもって、その上司を唸らせる」ひいては「その職場や連携する部署に仕事の成果を認めてもらえる」ことがでれば「それはそれで有意義なセカンドキャリアだ」と思っています。
「人や社会の役に立っている実感」が得られることが、そのうち、自分のプライドよりも大事に思えてくるものです。
つまり、処遇(給与)は二の次と考える方が、再就職に向けてはスムーズに物事が動きます。
この「できるだけ良い処遇が欲しい」は自分自身のプライドから来ている欲求です。
ここは「しんどくても管理職としてのプライドを捨てて、もう一度スペシャリストに戻ることが大事」だと思います。
参考記事:ビズパーク
再雇用と同程度かやや良い待遇だけど「大幅ダウン」を受け入れました
最後に ~ 無職も無駄な期間ではなかった?
私自身、実際に8ヶ月のプータロー生活を経験してみると「ずーっと無職の生活は自分には無理」「適度な外部からの刺激とプレッシャーが必要なタイプ」と再認識することができました。
でも、中小企業(私の場合の再就職先は、正確には学校法人ですが、内容的には中小企業とほぼ同じです)の「契約社員」に甘んじることは、けっして厚遇とは言えないし、自分自身が落ち武者みたいになることへの恐怖感・屈辱感を抱く方もいらっしゃると思います。
私なんかは(一流と呼ばれる大企業で管理職を10年ちょっとやったせいで)元々プライドが高い方でしたので、プライドを収めるのには苦労しました。;;
それでも、自分の場合は「給料が安い中小零細でもいいから再び働こうか!」「無職でブラブラしているよりは健康的な状態になるだろう」(社会参加している実感が必要も)と心が動き出した時点で、プライドはほぼ無くなったと思います。
そういう意味では、
「無職の生活のお陰で、中小企業では扱いにくいプライドが高い大企業出身者」
として見られたはずの自分が(考え方を少し変えて)変わることが出来たのかも知れません。
「何が吉と出るか、凶と出るか?、やってみないとわからない」というのは自分の再就職に際しても言えることでした。
以上、何かのご参考になれば幸いです。
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