早期退職のノウハウ・体験談

私のセカンドキャリア探し ~ 再就職支援の場所を2回も変更、二転三転

[Photo: PAKUTASO]

こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。

私の場合、早期退職の特別優遇枠の募集に際して、

割増退職金に加えて「再就職支援」がパッケージとして付いていました。

再就職が決まるまで再就職のカウンセリングを受けて、

求人に応募する仲介サービスを受けることが出来る仕組みです

(ただし1年間という期間の制約があります)

本人が退職するとき、会社が1人あたり50万円くらい再就職支援会社(※)に支払ってれいるためにサービスを受けることが出来ます

※リクルート、マンパワージャパン、アデコ、などから選択できます。

私の場合は、2020年4月に無職になってから、ハローワークに行って取り敢えず「特定受給資格者」となりました。

ですが、以降は「コロナウィルス感染拡大防止のため雇用保険の失業認定は当面の間、郵送でもOK」となったため、ハローワークには殆ど行っていません。

その代わりに民間(人材紹介会社)の再就職支援カウンセラーにお世話になっています。

単に「サラリーマンとして再就職する」だけではなく「個人事業主」「公的機関の嘱託」などセカンドキャリアとしての働き方探しを手助けしてくれています。

ここが早期退職の特別優遇制度が利用できたことによるメリットでもあります。

今回は、そんな私の「セカンドキャリア探し」について少しご紹介したいと思います。

 

コロナ禍で失業率が上がる中での再就職活動でした

2020年春以降はコロナ禍による需要低迷により特に一部の業界において、

「事業構造改革」「希望退職」「解雇(外資系企業の場合)」

といったニュースが毎日のように流れてきます。

有効求人倍率も都道府県によっては1.0を下回るところも出てきているという報道もありました。orz.

まぁ「誰が悪いわけでもないのですが」このような状況では「なかなか良い仕事の縁には巡り合えない」と考えるのが普通でしょう。

つい1年前(2019年)までは、

  • 人手不足により人件費が高騰、上昇分を価格に転嫁せざるを得ない
  • 建設資材の高騰により新築マンションの売り出し価格も高騰

なんて事が盛んに言われてました。

ところが、コロナ禍という世界的に人々の経済活動に大災害のような破壊力を及ぼす「災い」が発現した結果として、この6~7年続いた

  • インバウンドバブルの終わり
  • 都心部の不動産バブルの終わり
  • 人手不足バブルの終わり

と私は感じています。

過去に何度かバブル成長とその終焉を経験していますが、運に恵まれていたのか、バブル終焉後の不景気において私の働き方には大きな影響が無かったのです。

ですが、今回ばかりは「無職の自分も再就職活動をするにあたり大きく影響を受ける」ことになりそうです。

 

50代後半の中高年を採用してくれる会社は少ない

まず認識しておきたいのが、

バブルであろうとなかろうと

「求人市場において中高年は市場価値が大きく低下している」

「自分が30歳の時に貰っていた給与程度が関の山」

ということです。

2-3年前の景気が良い時期でも中高年を採用してくれるところは中小企業がメインでした。

それが、コロナ禍により中小企業の業績から真っ先に影響を受けています。

特に大手企業に依存している中小企業は業績への影響が深刻のはずです。

本来、このような中小企業は「大手の電機/エレクトロニクス/メカなどのベテラン技術者がセカンドキャリアとして役に立てそうな職場」なのですが、経験者採用を止めている所も多いはずです。

そうりゃそうです、赤字に転落して新人が採用できないんですから、中高年なんて採用している場合じゃありませんよね(笑)

私も、民間(人材紹介会社)の求人情報を時々見ていますし、カウンセラーから求人案件を紹介して頂いたりもしますが、IT系技術の求職件数は他の業種よりも多いものの、大手企業に派遣される(= 常駐する)(= ブラックな匂いのする)派遣的な求人が多く目立ちます。

つまり一見すると、IT系技術については中小企業の求人はまだ残っているように見えるのですが、実態は、

  • 大手企業のコストダウンのために利用される非正規がメイン
  • 60歳になると、また次のキャリアを考えなければいけない

のように感じています。

 

梯子を外された気持ちになる今の50代後半世代

次に、これは私自身の気持ちでもありますが、大手企業を卒業した今どきの中高年の気持ち「あるある」について書いてみます。

※ 愚痴っぽい内容なので読み飛ばして頂いてOK!です。

■ 副業解禁で梯子(はしご)を外された感

50歳になる頃になって、いきなり「副業したい人はどんどんしてください」と言われても、

その数年前までは「副業がバレると就業規則違反です!」なんて事を言っていました。

「今どきの中高年」世代にとっては「いきなり副業をやっても良いよ、って言われてもね」となるのが普通かと思います。

■ 役職定年制度で梯子を外された感

50歳になる頃になって、いきなり「役職定年制度を導入します」「役職定年になったら自分でセカンドキャリアを考えて下さい」と言われても、これらは

  • 後だしジャンケン
  • 都合のよい自己責任論

と思うのは私だけでしょうか?

■ 大手企業内での中高年狩りされている感

私も含めて「今どきの中高年」世代の方は、「自分の30代40代までは、何をしているのかわからない中高年オヤジが結構存在していた」のに、いつの間にか「中高年オヤジはコスパが悪い、こいつらが日本経済の長期停滞の根本原因」であるかのような論調となってしまいました。

その結果として

  • 中高年になると給料がドンドン下がる
  • 役職定年などで居場所がなくなる人も出てくる
  • 中高年を大量採用した大手企業では早期退職ラッシュ

という状況になっています。

 

民間のセカンドキャリア支援は、時に利益背反になる

早期退職した会社が買い就職支援の費用を出してくれているので「これはとてもありがたいこと」です。

人材紹介会社として認定されていますから、カウンセラーさんと相談すると「立派な求職活動実績」になります。

これが無職生活の初期フェーズでは一番大きなポイントです。

しかしながら、中には

「早く片付いて欲しい」

「何でもいいから早く再就職口を見付けてよ」

というオーラが出ているカウンセラーもいたりします。

そりゃ、その再就職支援の企業からすると

「早期退職者1人に当たり50万円を既に企業から貰っている」

のですから、当然「早く片付いてくれた方が利益率は高い」となります。

もしも2-3回のカウンセリング(1時間)でうまく再就職してくれたりすると、

1時間当たりの業務委託単価が10万円以上とかのボロい商売になります。

そうなのです、実は「早期退職した中高年の求職者」と

「民間のセカンドキャリア・カウンセラー」との間には

「利益背反」が生じてしまう事があるのです。

私の場合は実際にカウンセリングを受けてみて、

「この事を念頭に置いて、うまく付き合う事が大事」

と後から気付きました。(笑)

余談:

「カウンセリング実績に応じて業務委託費用が決まる」みたいな成果報酬型にしてくれていると「大手企業の早期退職優遇制度の再就職支援サービスにしても「もっとウケが良くなる」と思います

 

考え方を少し変えててみると「捨てる神あれば拾う神あり」

でも「捨てる神あれば拾う神あり」です。

中には人材紹介会社の損得を超えて良いアドバイスをくれる人もいたりします。

私の場合はそういう相性の良いカウンセラーに出会うまでに3ヶ月かかりました。

相談する場所も2回も変更しました。

こと再就職支援に関しては相手が中高年ですから

「都心のオフィスにいるコンサルタントの方が良い案件を持っている」

とか

「コネが豊富で再就職に有利」

なんてことは1㎜もありません。

私はこの点を少し勘違いしていました、これが私の再就職活動の一番の反省点です。

3回目の場所(再就職支援のオフィス、神奈川県)で巡り合えたカウンセラーの方らかのアドバイスで、少し考え方を変えてみようかと思っています。

  • 久しぶりにハロワに訪問
  • 職業訓練の内容を聞いて自分がしたい事があるかどうか真面目に考えてみる
  • その結果「やっぱりIT系技術がいいわ」となったらその道でじっくり探す

例えばですが、

  • IT技術系の仕事にしても技術的に難しくない仕事
  • 通勤時間が片道1時間以内の場所
  • 人にお役に立てる仕事、人を支援して感謝されるような仕事

というベクトルで求人案件を模索してみようかと思っています。

以上ご参考になれば幸いです。

参考記事:

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