早期退職のノウハウ・体験談

57歳で早期退職 しかもリストラで 〜 後悔はあったのか?

悩ましい問題ですが前向きに捉えましょう

こんばんは、ヤス@ロコ父さんです。

57歳にして早期退職後、8ヶ月ほど無職のプータロー生活を過ごした私です。

退職する直前から半年くらい経過するまでの「心境の変化」をご紹介したいと思います。

「ああ、こんな風に考える人もいるんだ~」と一例として捉えて頂ければと思います。

 

リストラで早期退職する人の気持ちが分かった

事業部の業績不振で2019年後半にリストラ策が発表されました。

  • 不採算となっているプロダクトやサービスの収束(※1)
  • 早期退職の特別優遇制度

※1

メーカーではこれを "ディスコン" と呼んだりします

製造業で知っておきたいディスコンの基礎知識とその重要性

※ちなみに私が早期退職した際のリストラ策でディスコンになった主な商材は

「防犯カメラ」「業務用プロジェクター」「劇場向け高精細プロジェクター」など

それで、

私が立ち上げに参画した「サーバー・アプリ系の商材」もその影響で収束方向となり、

自分の居場所も無くなりそうだったので、というか肩叩きに会って;;、

2020年の3月末に57歳であえなく早期退職しました。

その時は悔しさいっぱいの気持ちもありましたが、

  • もがいても仕方ないし、どのみち59歳で辞めようと思っていたし
  • 暫くは今までやれなかった事をやってみようかな

という気持ちに切り替えてゆきました。

ところが実際には想定外に、コロナ禍により時代の変化に翻弄されます。

  • 無職になった途端に非常事態宣言が発出 orz
  • 世の中の行く末が不透明になり無職の生活を楽しむどころではなくなった orz
  • 再就職活動をやろうにも、面接自体ができない orz

仕方ないので、

  • 「これを向かい風ではなく追い風と解釈して」
  • 「コロナの状況が落ち着くまで数か月はゆっくりしようかな」

って心の整理をしたものです。

無職の生活に慣れてきた頃の心境

最初のうちは

「退職後にハロワに行ったり市役所に行ったりと、諸手続きで無職の生活も落ち着かないなぁ」

なんて思っていましたが、やがて諸手続きも終わると、

  • 「30数年間まじめに働いてきたんだから」
  • 「しばらくは無職の生活を楽しむのも悪くないよね~」

なんて心境で過ごしていました。

私の場合はこのタイミングで前からやってみたいと思っていたブログを始めました。

働き盛りの頃は、企業向けのインターネット接続サービスを提供する事業に携わっていましたので、IT系の事は大概は理解していたのですが、Webコンテンツ管理系のWordPressはほとんど未経験でした。

以前から「いつか本格的にWordPressに取り組んでみたい」と思っていました。

いまや世の中のWebサイトの60%以上はWordPressで作られているらしいので、このスキルと知識を身に付けておけば何時か何処かで役に立つかも知れません。

そこで、

  • レンタルサーバーを借りて(月額1,500円)
  • 当時人気のあった有料テーマを購入して(ライセンス料:16,000円、永続)
  • WordPressの参考書を1-2冊購入して(5,000円)

WordPressをネットや本で勉強しては実践してみるという生活をしていました。

日々新しい発見や実践した結果が出たりするので、結構充実感はありました。

それから「退職金をどう運用しようか?」という課題もあり、株の売買もそれなりにやっていました。

 

無職になって半年経過すると心境が変化

退職後3ヶ月を過ぎたあたりから私の心境も変化し始めました。

「う~ん、無職の生活にも飽きてきたのかな~」

「でも、もう少しこのままでいいかな?」

「やはり、このままじゃイカンかな?」

私は飽きっぽい性格なのです。汗;汗;

世の中がコロナ禍から少し元に戻り始めたのも、心境の変化に拍車をかけたのかも知れません。

それで、私の場合は

「もう少しこのままでいいかな?」と

「やはり、このままじゃイカンかな?」

が1ヶ月周期くらいで交互にやってきました。

最終的にはこのサイクルが3回くらい回ったタイミング友人・先輩・再就職カウンセラーからの助言もあって、

「このままブラブラしていても、時々バイトとかすれば経済的には何とかなりそうだけど」

「体と頭がまだ動く内はフルタイムで社会参加というか労働しないと」

「ボケてしまいそう」だし「早死にしそう」

と思って本腰を入れて再就職活動を始めました。

 

早期退職したことを後悔はしても次は始まらない

世の中には、私のように「じっとしていられない性格」の方がいらっしゃると思います。

そんなタイプの人間が早期退職や定年退職をして、しばらくの間は無職の生活を楽しむことが出来ても、やがては「何かしなきゃ」という気持ちが浮上してきます。

再就職カウンセラーの方もおっしゃっていたことですが、「まぁこのままでもいいか」と「やっぱり何かしなくちゃ」の「サイクルのどこかで行動を起こすことが大事」ということです。

そこで一歩を踏み出さなかった場合、そのままズルズルと1年くらい経過してしまうそうです。

つまり、

勇気をふるって「これも一つの人生経験だ」と思って「次の一歩を踏み出す」ことも大事

という事だと思います。

余談:

ときどき、自分は「100年に一度」とか「1000年に一度」という経験をし過ぎではないのか?と疑うことがあります。

  • 27歳の時、初めての海外出張で訪問していたシリコンバレーの会社の事務所で「ロマ・プリータ地震」に遭遇(1906年以来のベイエリアでの大地震、死者50人以上)
  • 47歳の時、品川にあった会社の事務所で「東日本大震災」に遭遇(ちょうど所属事業部の非常事態対策本部の副本部長だった関係で翌日のお昼過ぎまで会社で過ごした)
  • 57歳の時、スペイン風邪(インフルエンザ)以来のパンデミックである「新型コロナウィルス」感染拡大に遭遇

これ以外にも20代の頃には仕事上で、インパクト的には「商船が1隻沈没する」くらいのトラブルを2度も、しかも目前で経験していたりします。

もしかするとこれらの経験が

「転職しても、リストラされても、暫くするとリベンジ精神が沸々と湧いてきて、頑張ることができた」

のかも知れません。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

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