はじめまして、ヤス@ロコ父さんです。
このサイトを立ち上げるにあたり
「終職活動」
という造語を作ってみました。
この「終職活動」は、「就職活動」の対極にあって、単に「仕事やめる」「完全リタイア」を意味するのではなく、「一旦これまでの仕事に終止符を打つ」「別の生き方を考えてみる」「セミリタイアする」などをイメージした言葉です。
多くのサラリーマンは会社に雇用される身ですので、50代中盤の中高年サラリーマンともなれば多くの方々に遅かれ早かれ転機が訪れます。
でも、50代中盤まではバリバリと働いてきたがゆえに、
「次に何をするのか考える余裕がなかった」
「会社の仕事優先できたので副業もしてない」
「仕事にできそうな趣味は持っていない」
という方も多くいるのではないでしょうか?
自身を振り返ってみると55歳に近づくにつれて確かに気にはなっていましたし、会社がアレンジしてくれたセカンドキャリアのセミナーも何度か受講しました。
でも真剣にセカンドキャリアを考えて次の行動に移していたとは言い難く、明らかに準備不足のままで早期退職に至っています。
これは自分自身の反省点の一つでもあり、このサイトを立ち上げる動機の1つにもなっています。
「就職活動」と「終職活動」
典型的なサラリーマンの場合、20歳前後で学校を卒業して組織に属す属さないにせよ、
「これがやりたい」
「これが向いているかな」
「とりあえずお金を稼がなきゃ」
という思いで職業に就いてゆきます。
大事な選択ですから
「どんな仕事が向いているかな?」
「あそこの企業はどんな感じかな?」
と企業情報を調べたり、学校の先輩から就職先の話を聞いたりしながら就職活動をします。
そして「ご縁」があって就職に至り社会へと巣立ってゆきます。
ある程度仕事が軌道に乗る時には、結婚、子供の養育、持家購入かあったり、新しい趣味に打ち込むなど多忙な30代・40代を過ごす方も多くいらっしゃると思います。
やがて子供が経済的に自立する50代にもなると、いつの間にか中高年と呼ばれる世代になっていて、「早期退職」「定年退職」といった転機が気になってきます。
仮に60歳以降も同じ会社で雇用延長で働くとしても「時給換算ではアルバイトと大して変わらない嘱託という扱いで、仕事内容もマンネリ気味」ということも珍しくないようです。
そこで、早期退職や定年退職をきっかけにして、
「家族環境」「親の介護」「自身の価値観」「自身の健康状態」
など様々な理由により
「給料の高低よりも人様の役に立てる仕事がしたい」
「フルタイムではない働き方がしたい」
「通勤時間が短い居住地の近くで働きたい」
「趣味を仕事にできないかチャレンジしてみたい」
「自営業、農業をやってみたい」
など色々な考えで、
「これまでの仕事に対するスタンスを変えてゆく方向」
に向かってゆくのだと思います。
中高年サラリーマンが「終職活動」を意識すべきタイミング
今の中高年世代は80年代末期~90年代初期のバブル崩壊前後に就職した方が多いと思います。
就職したときは終身雇用が当たり前の風潮でした。
デフレ経済になった後も、リーマンショックが来る迄のしばらくは定年まで勤め上るのが当たり前でした。
2000年代に入り、例えば日本のエレクトロニクス産業が競争力を失って中高年の人件費が重荷になってくると、リーマンショック後からは特に顕著に、業績悪化のたびに早期退職募集を繰り返す状況が常態化してリストラ(事業構造改革)という言葉が定着してゆきました。
さらに最近では「役職定年」の導入に伴い、役職を離れると同時に早期退職を選択して長らく勤めた会社を辞めてゆく人も増えてきました。
いまや、中高年サラリーマンの誰もが早期退職のプレッシャーにさらされる時代になってしまい、少なからぬ中高年サラリーマンが60歳を待たずして転進(転職、脱サラ、セミリタイア)している状況ではないでしょうか。
肝心なのは、リストラであっても役職定年であっても「自分の居場所が無くなりそう」とか「自分の職場での存在感が希薄になってきたな」という気配を感じたとしたら、それは「次に向けた準備」(=終職活動)を実行に移すタイミングと悟ることが大事だと思います。
「終職活動」のすすめ
コロナ禍の影響もあって、中高年サラリーマンが早期退職するケースが激増とも言えなくない状況になっています。
自分も含めて今の中高年世代は、90年代のバブル崩壊とその後の長期停滞という長いトンネルを20代・30代で経験してきた世代でもあります。
ひとまわり上の団塊の世代のような「右肩上がりの経済成長」「多くの成功体験」はあまり無かったかも知れませんが、その中でもしぶとく生き抜いてきた実績があります。
さて、中高年サラリーマンの終職活動として
「どのように今の仕事をたたむのか?」
「どのように次のやることを見つけるのか?」
は一人一人の状況で変わってくると思います。
・転職活動をする(転籍含め)
・副業を始める
・転職や副業に役立ちそうな勉強を始める(資格取得など)
・収入は少なくてもいいからやりたいことを探す
例えば「収入は少なくてもいいから趣味・特技を仕事にする」は経済的に不安のない人はいいかも知れません。
一方で「仕事になりうるような好きなことは持っていない」「副業も何をやりたいのかわからない」という人も少なからず居るのではないでしょうか。
「ロコ父さんのブログ」次からの記事
早期退職を真剣に考えられている方の中には
「離職後の求職活動中に自分のやりたいことを探してチャレンジする」
というパターンもあると思います。
ですので「中高年の早期退職者を応援する」という趣旨で
「無職の状態にソフトランディングして、先ずは気持ちに余裕を作る」
という事にフォーカスして
「早期退職に関するお役立ち情報」
を順次ご紹介して行きたいと思います。