早期退職のノウハウ・体験談

私が再就職するに至った動機 ~ 頭と体が動く内は少しでも働く

[Photo: PAKUTASO]

こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。

2020年3月末にリストラにより早期退職しましたが、10月からは本腰を入れて再就職活動をし始めました。

早期退職した後、経済的には65歳まで無職でも何とかやって行けそうなのに、なぜ再び働く動機を持つに至ったのか?

半年間の無職の期間中に、色々と試行錯誤してみたり、早期退職仲間や古い友人との会話を通じて、

「私がたぼり着いた答え」を少し書いてみたいと思います。

 

再就職の動機 その1 ~ 親や兄弟が自営業で頑張って働いて来た

要因はこれが最も大きいのかも知れませんが、私は自営業を家族経営している環境で育ちました。

上の兄弟が(今は亡き)実父の跡を継いで15年になりますが、働き方は、

「零細企業並みの時給で1日12時間労働をしている」

「しかも年間休日日数は60日しかない」

という拘束時間で見れば過酷な部類に入ります。

実父も50歳の時に自営業を自分で初めて、一線を退くまで25年くらいはこんな働き方をしていました。

しかしながら零細企業であっても、一応は「社長」なので「強制してくる奴」「いじめてくる奴」はいませんし、

12時間もぶっ通しで重労働をしている訳でもなく、暇な時はゆっくりお茶を飲んだりネットサーフィンをしていたりします。

地域に密着した自営業ですので、

「どう運営するのかは自分が決めて自分が責任を持つ」

「地方の田舎町ですが地域の人々の足(車)を安心安全な状態に保つという地域貢献も果たしている」

という収入の大小だけでは語れない面もあります。

誰の指示を受けるわけでもなく、自分(社長)の判断でそうしているのです。

(と言っても、たまに「あーだ、こーだ」と言ってくる五月蠅いお客様もいます。笑)

私は、早期退職後の2~3ヶ月間の時期は、

  • 30数年間もサラリーマンで頑張ってきて
  • 住宅ローンも返済して、子供も立派に育て上げたのだから
  • たまにはゆっくりしてもいいよね

こんな気持ちで過ごしていました。

ですがコロナによる非常事態宣言が終わった8月あたりから、

ああいう家庭環境で育ったものですから、

「50代後半でプラプラしている」

こと自体が何か悪いことをしているように思えてきました。

(=今は亡き実父に申し訳ない気持ち)

これは目に見えない強力なプレッシャーになりました。

 

再就職の動機 その2 ~ 老後資金2000万円問題

老後資金2000万円問題が話題になったのは記憶に新しいところですが、

  • 夫65歳以上で妻60歳以上の夫婦のみの無職の世帯では
  • 毎月の不足額は6~7万円で、まだ20〜30年の人生があるとすれば
  • 老後資金の不足額は1,500万円、不測の事態に備えると2,000万円になる

という内容でした。

試算の前提にあるのは、無職の老夫婦世帯においては平均値として収入が約21万円/月、支出が約26万円/月という前提でした。

毎月の家計収支が5万円くらいの赤字というポイントです。

65歳以降の30年間で約2,000万の金融資産の取り崩しが発生するということです。

私の場合は「65歳までの約8年間の支出」を計算してみると、

「仮に全く働かなくても、65歳時点の老後資金としては何とかなりそう」

というのが試算した結果でした。

ですが私の場合は、自分の性格や育ってきた家庭環境からだとは思いますが、

「まだ体も頭も動くのに、57歳から65歳までずっと守りの生活を送りたくない」

「収入の大小はさておいて社会貢献的な面を重視した働きをした方が良いのではないか」

と思ったのです。

これがもう一つの大きな要因でした。

 

再就職の動機 その3 ~ 頭と体が動く内は動かすのが老化防止

対策として「長く働いて生涯収入を増やす」という考えがあります。

「60歳で引退する人」と「65歳まで働く人」では、仮に年収250万円で働いたとしても、その間の収入の差が 1,250万円 にもなります。

つまり「頭と体が健康で70歳まで働く人」にとっては「65歳時点で老後資金2000万円があるかどうか」は、さほど重要な問題ではなくなる事がわかります。

アルバイト・パート的な収入だったとしても、

頭と体を動かして社会貢献ができれば「これが最強の老後対策」だと私は思いました。

今のところ私にはライフワークと呼べるような趣味はありません。

たまに「海釣り」とか「ゴルフ」とかをたしなむ程度です。

飽きっぽい性格で色々な事にチャレンジしてみたい私の性格だと釣りやゴルフも毎週やると飽きるに違いありません。

という訳で「頭や体を使って社会貢献的な面を重視しながら働く」

のが自分にとっては最善の選択だと判断しました。

 

「生涯現役」の気持ちの方が若さを保てそう

むしろ「もうダメだ、引退しよう」と思うまでは、適度に体を動かしたり頭を使ったりして働くことで、健康が維持できる期待値が上がると思いました。

私自身、2020年4月から半年以上の無職生活を通じて

「適度な外部からの刺激とプレッシャーが必要なタイプ」だと再認識しました。

外圧があってから初めて「なにくそ根性」が出てくるタイプなんです、私は。。

この歳になると自ら率先して事に当たらないと外圧は生まれませんし、

かと言って「明らかに自分の得意領域ではない飲食業を開業する」

なんてことは自分にとっては無謀だと自覚しています。

もしも、毎日テレビを見たり、パソコンをいじったり、家族としか会話しないような

引き籠り生活になってしまうと、自分は健康を害してしまうのではないか?

これが直感としてあって

「無職の生活を続けて行くことが自分には合っていない」

と判断したのです。

これが自分の働き方の方針、

「とりあえず、ある程度の健康体とモチベーションがあり、働ける内は働いてみよう」

につながっています。

以上、何かのご参考になれば幸いです。

 

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