こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。
玄関ドアに「U字ロック」(ドアガード)が付いているのが一般的になりましたが、
「誰が来たのか確認するために、U字ロックを掛けたまま半開きする」
ことも多いのではないでしょうか?
しかし半開きする場合は、
「ちょっとした弾みで、勝手にロックが掛かってしまい家に入れない」
という非常に困った状況になることがあります。
以前、ご近所でこんな状況になった所にちょうど出くわしましたが、
「何とか外から開けることができた」ので、その方法をご紹介します。
結論:
「鍵の救急隊」「鍵の119番」などを呼んでも良いのですが、
脚立と糸を用意すれば10分くらいで開けられますので、過度に焦る必要はありません。
玄関ドアのU字ロックが掛かってしまい家に入れない
去年の夏のことです。
まだ早期退職して3ヶ月、ようやくコロナの非常事態宣言が解除された頃でした。
うちの奥さんから
「ちょっと手を貸してくれないか?」
と助けを求められました。
「お隣の奥さんが玄関の前で困っている」
「勝手にU字ロックがかかってしまって家の中に入れない」
急いで工具箱を手に駆け付けてみると、
確かにご近所の奥さんが玄関の前でお困りのご様子でした。
経緯をヒアリングしてみました。
■背景と経緯
普段から用心のために宅配の人が来た時、
玄関ドアのU字ロックが掛かった状態でドアを半開きにしている。
ゴミ出しのためにちょっと家の外に出ただけなのに、
玄関ドアのU字ロックが勝手に掛かってしまい、家の中に入れない!
とのことでした。状況はのみ込めました。
おそらく、
- U字ロックが中途半端な位置になっていた
- 家の外に出て玄関ドアが閉まったはずみで、U字ロックが勝手に掛かってしまった
と推測しました。
レアケースかも知れませんが、
目の前では現実に起きていました。
蒸し暑い曇り空の下、しかも家の中には1歳の子供が残ったままです。
これは非常に困った状況です。
外からU字ロックを解除できないか検討開始
- うちの奥さんが「鍵の119番」に電話して至急来てくれるように依頼
⇒ 駆け付けに30分以上かかるとのこと
- ドアが5cmくらいは開くので、隙間から手を入れてU字ロックが外れないか悪戦苦闘(5分間)
⇒ ドアが少し空いた隙間から手を入れても「無理そう」だと諦めました
- 自分の家に戻ってU字ロックの機構をつぶさに観察(3分間)
⇒ ドアが完全に閉まった状態にならないと、U字ロックは解除できない仕組みであることが判明
と、ここでエンジニア魂に火が付き、
「ピカッ」とヒラメキました!
「ドアが完全に閉まった状態でU字ロックを解除するには、細い紐でドアの隙間から引っ張るしかない」と!
家の中から
「丈夫な紐(ひも)=タコ糸」と「脚立(きゃたつ)」
を持ち出してきて玄関前に戻りました
※タコ糸はチャーシューとかを縛る紐(ひも)です。太めの釣り糸でもOKです。
外からU字ロックの解除に成功! W
手順はこうです。
- 5cmほど開いたドアの隙間から、タコ糸をU字ロックにくぐらせる
- タコ糸を長く伸ばしながら、脚立に登る
- ドアの隙間を開けたまま、玄関の上の隙間にタコ糸をくぐらせる
- そしてタコ糸を反対側の隙間、つまり蝶番(ちょうつがい)のある側の隙間に通す
- ドアをゆっくり閉めて、タコ糸をゆっくり引っ張る
(※再現のため、後日自分の家の玄関ドアの内側から撮影)
最初は、引っ張り方が乱暴過ぎたか、糸の強度不足で
エイっと引っ張ったらブチっとタコ糸が切れてしましました。
(※再現のため、後日自分の家の玄関ドアの内側から撮影)
タコ糸を2重にして再挑戦すると
「ガチャン」
という感触と音がしました!
そうです、遂にU字ロックが開いたのです!
そーっと、玄関ドアを引っ張ると開いてくれました。(やった~w)
(家の中からは1歳の子供の泣きじゃくる声がしていました)
うちの奥さんが再び鍵屋さんに電話すると
「まだこちらの現場に向かっていない」
とのことだったので駆付けはキャンセルしました。
困ったときはお互い様 ~ 人様のためになる仕事は充実感あり
最初の助けてコールからU字ロックの解除成功まで約30分、
我ながら臨機応変によく対処できたと思いました。
ご近所さんからとても感謝して頂きました。
蒸し暑い日でしたが、充実感で満たされた気持ちの良い1日となりました。
早期退職して無職だった期間中の出来事でしたが、
「これからはお金儲けよりも人のためになる仕事をしなさい」
という暗示だったのかも知れません。
以上、ご参考になれば幸いです。
注意:
- 他人の家に許可無くこの方法をやると犯罪になります。
- 見つかったら現行犯で逮捕されますのでご注意ください。
- それから、夜寝るときにU字ロックでドアの隙間を開けたまま就寝する方もいらっしゃると思いますが、それは危険だとわかりました。