こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。
オールドMTBのフル・レストアですが、いよいよ「リアホイールの交換」「リアのディスクブレーキ化」に挑戦します。
ISマウントすら無いオールドMTB相手のフル・レストアもいよいよ最終回です。(涙)
今回のパーツ交換で注意すべきポイントは以下です。
※事前に洗い出しておくと作業が効率良く進みます
- ディスクブレーキのキャリパーをマウントするためにマウントアダプターを取り付ける
- そのために最初に古いスタンドを取り外いて新しいスタンドを取り付ける
- 現行の7速スプロケットを新しいリアホイールのカセットフリーハブに取り付ける
- スプロケットを取り付ける前にフリーハブ用スペーサーを入れる
■ オールドMTBのフル・レストアのロードマップ(赤い部分が今回の工程)
- フロントチェーンホイール交換
- ボトムブラケット交換
- ペダル交換
- フロントサスペンションフォーク交換
- フロントのホイール交換
- フロントのディスクブレーキ・キャリパー取り付け
- リアのスプロケット換装(ロースペーサー取り付け)
- リアのホイール(ディスクローター付)交換
- リアのディスクブレーキ・マウントアダプターの取り付け
- リアのディスクブレーキ・キャリパー取り付け
今回の工程も1日作業で見積もってあります。
新しいリアホイールのスプロケット交換
スプロケットは7速の現行のものを継続使用する方針でしたので
ヤフオクで購入した新古品のホイールのスプロケットを交換します。
ポイントは、事前にこちらの記事で勉強させて頂きました。
わかり易くて大変助かりました、RITEWAYさんに感謝!
※ RITEWAYさんのブログ記事から引用
購入しておいたロースペーサーを3㎜強の厚さに組み合わせて使う想定です。
取りあえず2㎜と1㎜のスペーサーを組み合わせて3㎜にしてみました。
7速のスプロケットを入れてみて、出っ張り具合をチェックします。
2〜3㎜くらいスプロケットのローギアの方が出っ張っているので良しとします。
この状態ならば、カセットフリーとスプロケットを固定する「カセットロックリング」で
締め付けて行ったときに、スプロケットをガッチリ固定してくれるはずです。
※カセットフリーの方が出っ張っていたら絶対ダメなので注意!
スプロケットを7速に換装したら、購入しておいた新しいタイヤチューブとタイヤを装着しておきます。
IRC製(井上ゴム工業、国産です)のチューブとタイヤです。
(この時点ではまだ空気は入れません)
新しいリアのホイールが出来上がったら自転車に取り付けておきます。
ディスクブレーキのマウントアダプターを取り付けるためにスタンドを交換
今まで使ってきた自転車スタンドはMTB用アルミ製で軽くて良かったのですが、
ディスクブレーキのキャリパーをマウントするためのアダプターを取り付けるためには取り外す必要があります。
下の写真が古いスタンドですが、
見事にディスクブレーキのマウントアダプターを取り付ける場所とかぶっているのがわかります。
古いスタンドは取り外して、新しく購入したスタンドを取り付けます。
スタンドを取り付ける場所が自転車の重心に近くなったので、
駐輪状態での自転車の安定性が格段に良くなりました。
(もっと早くにスタンドを交換すればよかった、、)
ディスクブレーキのマウントアダプターの取り付け
マウントアダプターを購入した時の取り付けイメージはこちら。
では早速ディスクブレーキのマウントアダプターを取り付けてゆきます。
意外とスムーズに取り付けができて、予想以上にフィットしてくれました。
次に「ISマウントからポストマウントに変換するマウントアダプター」を取り付けます。
このマウントアダプターは、シマノのディスクブレーキの前後セット(アダプター付き)
を購入した際に付属していた純正のものです。
160㎜ローターのリア用です。フロントのアダプターとは明らかに形状が違っています。
取り付けが出来ました。
ようやくディスクブレーキのキャリパーが取り付けられそうな雰囲気が出てきました。笑
リアのディスクブレーキのキャリパーを取り付ける
いよいよリアのディスクブレーキのキャリパーを取り付けます。
軽くキャリパーを取り付けたら、自転車を逆さにしてディスクブレーキの調整をします。
ホイールを手で回転させて
「擦れる音がしない位置を探しながら」
キャリパーを固定します。
リアのディスクブレーキのキャリパー調整は少し苦労しました。
※フロントのディスクブレーキのキャリパー調整は一発で決まったのですが。。
この理由はおそらく、
- 新たなフロントサスペンションフォークにはポストマウントが付いていた
- 従ってアダプター類は一切不要だった
に対して、
- リアの車軸に取り付けたマウントアダプターで「ISマウントもどき」を作り
- さらにシマノ純正のマウントアダプターで「ISをマウントをポストマウントに変換する」
という「やや複雑な機構になった」のが原因かと思います。
結果的には「ワッシャーを1枚入れて1㎜くらいオフセットさせたら」何とか調整が決まりました。
逆さにしていたオールドMTBを元に戻して、
タイヤに所定の空気圧で空気を入れれば、リアのディスクブレーキ化の完了です。
\( 'ω')/
最後にVブレーキを取り外す
Vブレーキは前もって取り外しても全然オッケーなのですが、
このオールドMTBについては
「すんなりリアがディスクブレーキ化できるとも思えなかったので」
リアのVブレーキは最後まで保険として付けておいたのです。
結果的に意外とすんなりリアもディスクブレーキ化できたので、Vブレーキを撤去します。
最後に、リアのブレーキワイヤーを取り替えます。
Vブレーキとディスクブレーキでは必要なブレーキワイヤーの長さが全然違いますので。
下の写真の赤丸は、黒い結束バンドでブレーキワイヤーを固定した部分です。
ブレーキワイヤーはたるみがない程度に軽く引っ張った状態でキャリパーにネジ止めします。
これにて、
- リアのスプロケット換装(スペーサー取り付け込み)
- リアのホイール(ディスクローター付)交換
- リアのディスクブレーキ・マウントアダプターの取り付け
- リアのディスクブレーキ・キャリパー取り付け
が終わりました。\( 'ω')/
ついに、リアも「ディスクブレーキ化」が出来ましたので、
私の相棒で頼りになる、お意気に入りの靴の様な
オールドMTBのフル・レストアが終わりました。
\( 'ω')/
厳密に言うと「リアのシフトワイヤーの交換」「リアのディレイラーの調整」など
完成後の次の週末も半日くらいは最終調整をやらなければなりませんでしたが、
構想から約3ヶ月が経過してようやく現実にオールドMTBのフル・レストアが終わったので、充実感と言うか達成感はありました。
後日「ハッとしたり」「ヒヤッとしたり」「アッと気付かされたこと」などをまとめて記事にする予定です
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