DIY&お役立ち情報

少し古いノートPCを爆速化 ~ HDDからSSDへ換装(前編)

少し古いノートPCを爆速化 HDDからSSDへ換装

こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。

少し前のこと、瀬戸内地方に住む兄貴から電話がかかってきまして、

「持っているノートPCが古くて遅いので、新しいPCを購入しようかと思っている」

「どこのメーカーのどんなノートPCがおすすめなの?」

という相談でした。

よくよく話を聞いてみると、そのノートPCはいまだにWindows 7 OSでしたが当時としてはハイスペックなモデルでした。

PCスペックを聞いてみて「これはメモリ増設とSSDへの換装でレストア(再生)すれば、まだ爆速PCとして復活できる」と思ったので、

私自身が自分のPCで実践して成功した「ノートPC 高速化レストア」を提案しました。

兄弟からOKもらったので10日間ほどノートPCを預かって、

費用は「部材の実費+α」だけ負担してもらう事で話がまとまりました。

レストア作業内容:

  1. HDDをSSDに換装
  2. メモリを8GBに増強
  3. Windows 7 を Windows 10 にアップグレード

※ ちなみに「+α」は私の作業工賃=焼鳥屋の飲み代です(笑)

期待効果:

  • PCの起動時間(OSの起動時間)が10秒くらいになる(HDDだと3分~5分かかる)
  • アプリケーションS/Wの起動も数倍早くなる
  • 複数のアプリケーションS/Wを同時に起動・操作していてもストレスなし

これで爆速ノートPCに生まれ変わります!

 

レストア対象となるPCスペック

2014年頃に製造されたノートPCとは言っても、

モデル(型番)によって、

  • レストア(再生)した方が良いもの
  • 廃棄して買い替えた方が良いもの

が存在します。

私が「高速化レストアをした方が良いと思うスペック」(※)は以下の通りです。

※レストアによって生まれ変わる(廃棄するには忍びない)ノートPC

CPU : Intel製 Core i3 / i5 / i7 (64bit) 

※例えば Core i3 (or i5) 4500U など「第4世代」以降

※USB 3.0 であること、およびWi-Fi は 802.11ac であること

※これより低いスペック(例:Intel Celeron) であれば買い替えを推奨

搭載可能メモリ容量:8GB(以上)

※いま搭載しているメモリ容量ではなく、搭載可能な最大メモリ容量のこと

※今回は4GBだったものを8GBに増強します

内臓ストレージ:2.5インチ HDD (SATA) 

※このHDD(ハードディスクドライブ)をSSD(ソリッドステートドライブ)に換装して高速化します

※確認方法は次に説明します

オペレーティングシステム(OS) : Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 (64bit)

※Windows 7でも最終的にはWindows 10に(無償)アップグレードします

※ただしWindows 7の正規ライセンスがインストールされている事が条件

※SSD換装後にWindows OS アップグレードが1つのポイント! OSアップグレード時間が半分以下に短縮されます!

 

PCスペックの確認方法

CPUスペックの確認方法:

  • ノートPCにシールが貼ってあるので確認する(例:Intel Core i5とか)
  • シールが見当たらない場合は取扱説明書で(またはノートPCの型番をネットで検索して)スペックを確認する
  • もしくはPCを起動して、エクスプローラを起動 ⇒ PCのプロパティを見る ⇒ プロセッサの項目を確認

搭載可能メモリ容量の確認方法:

  • 取扱説明書で(またはノートPCの型番をネットで調べて)スペックを確認する
  • メモリスペック:ノートPC用 SO-DIMM DDR3-SDRAM
  • Intel Core i5 / i7 等の 64bit CPU が搭載されているモデルはメモリ容量を8GB以上に拡張できます

内臓ストレージの確認方法:

  • 取扱説明書で(またはノートPCの型番をネットで調べて)スペックを確認する
  • PCを裏にひっくり返して確認する(以下、写真入りで解説)

スマホよりひと回り小さいフタを見付け、小さなプラスドライバーでネジを外します。

少し古いノートPCを爆速化 HDDからSSDへ換装

 

小さなマイナスドライバーをツメの隙間に入れてゆっくりと開けます。

少し古いノートPCを爆速化 HDDからSSDへ換装

こんな形状のHDDであれば「2.5インチ HDD (SATA)」ですので、確認作業は終了です。

少し古いノートPCを爆速化 HDDからSSDへ換装

 

メモリを購入 ~ ヤフオクで中古良品を購入

今回は「出来るだけ安く済ませたい」という希望だったので、今回はノートPC用のメモリ(中古品)をヤフオクで調達しました。

  • スペックは事前確認の段階で、ノートPC用 SO-DIMM DDR3-SDRAM と判明
  • SO-DIMM DDR3-SDRAM PC3L - 12800S 4GB x 2 = 計 8GB のメモリをヤフオクで捜索
  • 今回は愛国精神を出して国産部品:エルピーダ製を即決で落札
  • 価格は2枚で3,000円くらい(送料込み)

少し古いノートPCを爆速化 HDDからSSDへ換装

 

SSDを購入 ~ ヤフオクで中古良品を調達

SSDもなるべく安上がりに、ということでヤフオクで調達しました。

  • 現在の内臓ストレージ(HDD)の使用量を確認
  • 約150GBほど使用している事が判明
  • 250GB前後のSSDを調達することにした
  • ヤフオクでSSDの出品を検索
  • 今回は愛国精神を出して国産部品:TOSHIBA製フラッシュメモリ使用のSSD 240GB を即決で落札
  • 価格は4,500円くらい(送料込み)
  • 動作時間は8,000時間くらい、ヘルスチェック(CrystalDiskInfo )確認済みのもの
  • もちろん、予算が許せば新品を買うのも全然アリです

少し古いノートPCを爆速化 HDDからSSDへ換装

 

少し古いノートPCを爆速化 HDDからSSDへ換装

 

中古SSDを購入する時の注意点:(重要)

  • 出来るだけトータル動作時間の短いものを選ぶこと、目安として10,000時間以下のもの
  • 出品者が CrystalDiskInfo * というツールでチェックしてエラーが無いことを確認したもの

* : SMART (Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology) 情報を使用してストレージの健康状態をチェックするツール。SMART情報は障害の早期発見、故障の予測などを目的として HDD/SSD に搭載されている機能。

 

私がお勧めするSSDメーカー:

  • KIOXIA(旧TOSHIBA、高信頼性の国産)
  • SanDisk(フラッシュメモリはKIOXIAと同じ工場で生産)
  • PLEXTOR(フラッシュメモリはKIOXIAと同じ工場で生産)
  • Crucial(マイクロン Micron 製フラッシュメモリー使用、中国製造)
  • Intel(米国Intel製フラッシュメモリー使用、中国製造)

 

2.5インチSATA USB変換ケーブルを購入

  • ネットショップで2.5インチSATA USB変換ケーブルを注文しました
  • 価格は1,000円くらい(送料込み)

※これは新品と中古の価格差があまり無いので新品を買うことにしました。

少し古いノートPCを爆速化 HDDからSSDへ換装

 

部材購入にかかった費用

メモリ   :3,000円

SSD    :4,500円

変換ケーブル:1,000円

===============

合計    :8,500円

(仮に私の飲み代を3,500円としても、トータルでかかる費用は12,000円くらい)

1万円強の出費で爆速ノートPC にレストア(再生)できるのなら安いものです。

 

Diskクローン用アプリ EaseUS Todo Backup Free をインストール

あとは部材の到着まで約3日間くらい待つだけです。

その間にレストアするノートPCに、

HDDからSSDへクローニング(複製)を行う無料のツール

EaseUS Todo Backup Free 12.0  (旧バージョン)

をインストールしました。

こちらは2年前に私が自分のノートPCの爆速化で使用した実績のあるツールです。

無償版があり使い勝手が良いので今回もこのツールを使用しました。

※最新版のトライアル版ではクローン機能が使えないため、Ver. 12.x の利用をお勧めします。

インストールできたら準備作業は完了です。

[Tips]

ちなみに私はノートPCのバックアップも「予備のSSD+Todo Backup ツール」を使っています。

理由は単純で

「定期的にUSBメモリにバックアップするのが面倒くさい」

と思ったから。

  • ノートPCを爆速化した後、予備のSSDとして同型SSD中古品を追加購入
  • このツールを使って月に1回程度「クローン・バックアップ」を行う
  • SSDに万が一の故障が発生した場合は、予備のSSDに交換するだけで1ヶ月以内の状態に簡単に復元できる
  • USBメモリへの手動バックアップよりも遥かに簡単で便利

 

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