こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。
20年以上愛用してきた「オールドMTB」を久しぶりにフル・レストアすることに決めて、
構想〜実行まで3ヶ月にわたり奮闘してきましたので、その記録を順次ご紹介したいと思います。
これまで数回にわたり愛車(MTB:マウンテンバイク)のレストア(パーツ交換)をしてきましたが、
各所に劣化が目立ってきたので、乗り始めて25年になる前に
「フル・レストア」をしようと決心しました。
先ずは、
- どのパーツを交換したいのか?
- フル・レストアの最終形(仕様)をどうしたいのか?
検討と計画策定から始めました。
オールドMTBのフル・レストアに至った経緯
前回(今から5年前の2017年頃)のオールドMTBレストアは、
主に「前後のホイール、タイヤ、チューブの交換」と「Vブレーキ化」をしました。
この時は、後輪のカセットフリーハブが経年劣化で故障してしまって「ペダルを漕いでも空回りして動力が伝わらない」状態になったためでした。
急場しのぎで「完組の中古ホイール前後セット」(ARAYA製)をヤフオクで購入し、これに合わせる形で前後のブレーキをVブレーキ化しました。
Vブレーキ化のレストアから約2年経過した写真がこちら。
これから更に3年経過した2022年になると、いよいよ各パーツの劣化具合が見過ごせない状態になっていました。
それで、交換するパーツの洗い出し。
- フロントサスペンションフォークの交換(2回目)
- 前後のホイールの交換(3回目)
- ディスクブレーキ化(初挑戦、今回のレストアの目玉)
- フロントチェーンホイールの交換(初めて交換)
- ボトムブラケットの交換(2回目)
- ペダルの交換(2回目)
フロントサスペンションフォークは古いので交換したい
まず「フロントサスペンションフォークは交換したい」という気持ちが先行しました。
と言うのも、バネがかなり劣化しており(メンテ不足、汗;)
気持ちよくデコボコ道を走行できない状態でした。
フロントサスペンションフォークは一流メーカー品だと高価なのでコスパ重視で中華製でもよしとすることにしました。
ところが、
「フロントサスペンションフォークを比較的新しいものに交換するならば、ディスクブレーキ化がほぼ必須」という実態に気付きました。
なぜならば、
- Vブレーキの台座が付いていないものが圧倒的に多い
- 一方でディスクブレーキ用のポストマウントが標準装備
という実態だったからです。
ちょうど前後のホイールは5年前に後輪のカセットフリーが壊れてしまい
場繋ぎ的に、ヤフオクで調達した中古品で交換したのですが、
最近は劣化も気になっていたため、
前後ホイールもディスクローター付きの完組ホイール
を調達して交換することにしました。
これで、今回のオールドMTBのフル・レストア計画の「最重要ポイント」が固まりました。
- フロントサスペンションフォーク交換
- 前後のホイール交換(ディスクローター付き、完組)
- ディスクブレーキ化
構想として書き出すのは簡単ですが、具体的に
安くパーツを調達して、交換作業をするのは、中々大変そうです。汗;
フロントチェーンホイール周りも全て交換したい
次に、
フロントチェーンホイール(クランクシャフト周り)も全て交換する事にしました。
というのも、
ここのパーツはこれまで1度も交換したことがなく、
20数年前のオリジナルのままだったからです。
歯車の歯の形もかなり摩耗していて結構ヤバイ状態でした。汗;
ボトムブラケットも12年前に1度交換したきりだったので交換することにしました。
ペダルも12年前にWellgoの軽量ペダルに交換していて
辛抱すればまだ使える状態ではありましたが、
クランクシャフトの色が 銀色 ⇒ 黒色 に変わるため、
ペダルも黒色の軽量タイプに交換することにしました。
これで、今回のオールドMTBのフル・レストア計画の「駆動系部分」が固まりました。
- フロントチェーンホイールの交換
- ボトムブラケットの交換
- ペダルの交換
後輪のディスクブレーキのキャリパーを付ける台座がない(課題1)
ところが、検討を進めて行く内に幾つかの課題に気付かされます。
先ずは、
「後輪のディスクブレーキのキャリパーを付ける台座がない」
という課題です。
色々ググって調査したところ、
キャリパーを取り付けるための
「ディスクブレーキ・マウントアダプター」
なるものが販売されていることを発見しました。
これを調達して後輪の軸あたりに取り付ければ、
後輪もディスクブレーキ化が出来そうです。
レボシフトは7速までしかないのでスプロケットも7速で(課題2)
ロコ父さんのオールドMTBはいまだにレボシフトです。汗;
時代遅れと言われても仕方ないのですがレボシフトが好きなんです(笑)。
「これ(レボシフト)がないと、オールドMTBとは呼べない」みたいな、
変なこだわりがあります。(爆)
シマノのレボシフトは7速か8速までしかラインナップがなさそうでした。
ところが、完組ホイールの新古品のようなものを調達しようと企んでいたロコ父さんは、
あることに気付かされます。
「新古品、つまり数年間に製造中止になってデッドストックになっているような完組ホイールに装備されているカセットフリーハブは9速か10速対応が主流」
である事に。
つまり、レボシフトを使い続けたいロコ父さんは
「スプロケットは今使用している7速のものを流用する」ことにしました。
ただしそうすると、
「スプロケットの厚みが3㎜くらい違うのでスペーサーを入れる必要がある」
という事になります。
ネットで調べてみるとネットショップでも簡単かつ安価に入手できそうな
「カセットフリーハブ用のスペーサー」
も調達することにしました。
これでようやく「どんなパーツを集めるべきか?」がクリアになりました。
あえてイレギュラーな点を挙げるとしたら、
「後ろの変速まわりを7速のままで行く」
と決めた時点で
「フロントチェーンホイールも7速用のシマノのパーツで交換」
することになった点は「レボシフトにこだわった」ロコ父さんならではの仕様と言えます。
何れにしても、これで今回のオールドMTBのフル・レストアの構想&計画の細部がまとまりました。
さて、どんなオールドMTBのレストア結果になるのか楽しみです。
次回は必要なパーツを調達する過程とその結果をご紹介したいと思います。
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