早期退職のノウハウ・体験談

57歳で早期退職、無職になって半年後 ~ 再就職先を考えた時に重視した事

吾唯足知(われ ただ たるをしる)

こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。

今回は、早期退職した中高年が再就職先を探したり決めたりする際に、

「重視すべきポイント」「注意点」

について自分なりの考えを書いてみようと思います。

 

給料の高い低いだけで再就職先は決めない

一般的に50代後半の中高年サラリーマンがリストラや役職定年で早期退職する場合は、

  • 割り増し退職金をもらう
  • 住宅ローンが終わる
  • 子供が自立している

ケースも多いと思いますので、

「再就職しないと今すぐ経済的に困窮する」

とか

「再就職しても大手企業並みの収入が必要」

というケースは少ないかと思います。

また20年、30年とサラリーマン経験が長いので、

「年収が高いと仕事内容もキツい」

と理解されている方も多いと思います。

つまり、

「経済的に切羽詰まった状況でなければ、

 再就職は給料の高い低いだけでは判断しない」

という考え方が良いと思います。

 

私が再就職先を決める際に重視したポイント

50代後半の中高年である私が再就職先を決める際に

「重視したポイント」「注意点」

を列挙すると以下のようになります。

  • 「第1印象や直感で拒否感や恐怖感はないか?」
  • 「職場の雰囲気が自分に合っているか?」
  • 「人間関係がやって行けそうか?」
  • 「職場に仲間になりそうな人が居るか?」
  • 「即戦力としてやれると確信に近い見込みが持てるか?」

いかがでしょうか?

ディフェンシブな考え方かも知れませんが、

50代の後半の中高年の場合はこれくらいが丁度いい

と思っています。

私は再就職先を探す際に、

「なるべく中高年にとって居心地が悪くなさそうな職場」

を最優先事項にしました。

つまり以下のような職場をイメージしました。

  • 50代後半の中高年が再就職している所
  • サラリーマン時代に培ったスキルと経験が生かせる所
  • IT系の派遣や業務委託常駐のような若者の比率が高い所は避ける
  • 売り上げや利益に追われてギスギスしていそうな所は避ける
  • 通勤時間はなるべく「1時間以内」
  • 賃金は失業給付+αくらいの「契約社員」で妥協する
  • 57歳から5年働ければ「御の字」とする

 

再就職する職場に早期退職経験者がいると安心

もしも、「再就職する職場に早期退職経験者が数名いる」のであれば、

「彼らが自分の理解者」になってくれる可能性は高くなります。

中小企業の若手~中堅社員に囲まれるような条件の場合、彼らは「大企業の中で生き残る苦労」「業績次第で早期退職する事があり得る」「役職定年で自分の居場所が無くなる事もままある」ことは、あまり理解してくれないでしょう。

もしも再就職する現場に、リストラ・早期退職・希望退職などを実際に経験した方々が複数名いるということは、

その年代の人がそれなりに重宝されている証(あかし)でもありますし、

彼らと世代も近いはずなので、

「自分だけが中高年オヤジとして浮いている」

という状況にならないのも大事なポイントです。

もちろん再就職の候補先に応募する際は

「なるべく年収の高い方からアプローチしたい」という気持ちがありましたが、

そこをグッとこらえて「50代後半でも無理なく働ける再就職先」を優先したのです。

 

再就職先は中高年の宝庫 ~ 57歳がなんと若手に?!

再就職した職場のチームは私を含めて6人で構成されています。

IT系のスキル・経験を活かしながら、小規模な情報システム&インフラを構築・運用・保守するの業務が主な仕事です。

業務系アプリは出来合いのものを買ってきて、主幹の部署がカスタマイズするので

情シス部署では、PCの購入&セットアップ・PCサポート・インフラの構築&運用保守がメインです。

職場の同じチームの8割以上を占めている中高年皆さんの多くが、

そこそこ名の通った企業を早期退職したIT系エンジニアの方々です。

まさか私のような「アラシックス」(四捨五入すると60歳という意味)が、まだ若い部類に入るなんて想像していませんでした。

まさに「早期退職した中高年の宝庫」です。(爆)

では、中高年を雇う側にはどんな事情があるのでしょうか?

こんな事情でした。↓

  • 中小企業で契約社員・嘱託が多い(正職員は半分以下)
  • 契約社員の場合の給与水準では住宅ローンや私立大学の学費を賄うのは無理なので、30代や40代の優秀なITエンジニアは来ない
  • 契約延長は最長5年なので、平均すると1年に1人以上は交代が発生する
  • よって即戦力として期待できる早期退職した中高年エンジニアを定期的に雇用する

 

早期退職後の働き方としては悪くないかも?

でも「50代後半で再就職した職場で、思いがけずに若手になるっていいかも?」と思いました。(笑)

同僚も元同業者だと話も合うし、でも企業文化の違いとかあって面白いです。

チームの中で比較的若手となってしまえば、気持ちは更にお気楽です。

こうなるとプライドなんて無くなって、わからないところも気軽に聞けますし。

ときには65歳目前の先輩方にいじられたりもします。

また普段の何気ない雑談から、いいネタなんかが入ってきたりもします。

「職場自体は典型的な中小企業、給料は安い」

「状況によっては2-3年で契約終了という可能性もゼロではない」

など不安&不満要素はありますが、

「健康保険組合や年金がある」

「残業は少なく、業務上の過剰なプレッシャーやストレスもない」

「60歳前後の同僚は、職場や仕事との距離の置き方を心得えている」

という事もあり、

「こんな働き方も悪くないかな」と思っています。

 

契約社員で再就職とは言っても、結局は「転職」なので、

「中高年のオヤジが浮いて見えないような職場を選ぶ」

「事前に職場を見学したりして自分の直感や予感を大事にする」

と思う次第です。

以上、何かのご参考になれば幸いです。

 

関連記事:

中高年の市場価値を思い知らされた再就職活動(総集編4)

 

にほんブログ村

記事がお役に立った際はポチっと応援をお願いいたします。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ

にほんブログ村 犬ブログ トイプードルへ

にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へ

当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介、適格販売により収入を得ています。