こんにちは、ヤス@ロコ父さんです。
私は事前にファイナンシャルプランナーの方にカウンセリングしてもらって
退職後の家計収支を試算してから早期退職に応募しました。
実際に退職後3ヶ月くらい経ってみると、
国民健康保険・国民年金・住民税などの納付通知書がすべて出揃いましたので
「実際の家計収支がどうだったのか?」振り返ってみます。
なお、国民健康保険税・国民年金・住民税・雇用保険給付などは1ヶ月分に換算しました。
早期退職募集に申し込む前の試算:
50代後半で早期退職 ~ 退職後/無職中の家計収支を把握しておく
国民健康保険料(実際の納付額)
「国民健康保険 納税通知書 兼 決定通知書」が送られてきました。
前年度の所得が30/100として計算してくれる軽減措置を申請していましたので、それの決定通知でもあります。
1年間の国保の税額* :約28万円
1か月分の国保の税額* :約2万3000円
*夫婦2人分(子供は勤務先の健保組合に加入済み)
事前に予測した月額 :約2万2500円
予測値よりは実際の税額の方が年間1万円ほど高い結果となりました。
ですが1ヶ月に平均化すると1,000円以下の誤差でした。
ポイント:
- やはり雇用保険の「特定受給資格者」や「特定理由離職者」に適用される軽減措置の威力は大きい
- 子供の健康保険料の負担がなくなったことも大きい
早期退職後の健康保険はどちらを選ぶべきか ~ 国民健康保険? 任意継続?
国民年金(実際の納付額)
「国民年金 納付書」が送られてきました。
国民年金は計算式が複雑ではないので、予測した金額とぴったり合うはずです。
ちなみに年金に関しては、免除申請はしていません。
1か月分の国民年金の納付額* :約3万3000円
*夫婦2人分(子供は勤務先の厚生年金+企業型DCに加入済み)
事前に予測した月額 :約3万3000円
まぁ当然と言えばそうですが、予測値と実際の納付額はピッタリ一致、という結果となりました。
住民税(実際の納付額)
「住民税(都道府県民税+市町村民税) 納付書」が送られてきました。
事前の試算はファイナンシャルプランナーの方にやって頂いたので、計算式の詳細は不明です。
(市町村のHPをよくよく見ると計算式がわかります)
1年間の住民税の税額* :50万円弱
1か月分の住民税の納付額* :約4万1000円
*夫婦2人分(子供の分は勤務先の給与から控除)
事前に予測した月額 :約4万円
予測値よりは実際の税額の方が少し高い結果となりました。
ですが月額で1,000円くらいの差なので誤差の範囲と言えそうです。
家計収支の予測は役に立ったのか?
私は「早期退職募集に申し込む前にファイナンシャルプランナーに相談して正解だった」と思っています。
会社が業務委託契約していたファイナンシャルプランナーで、週に1回、相談窓口を開設してくれていたのです。
ファイナンシャルプランナーが丁寧に試算してくれた金額は概ね正確でした。
何よりも事前に試算しておくことで、
- 雇用保険受給中の家計収支に対して明確なイメージが持てた
- 精神的な安心感を持つことができた
のは大きいと思います。
ポイント:
- 再就職するまで、毎月どれくらいの勢いで預貯金が削られてゆくのか事前に把握できた
- それにより次に再就職する際の「最低でもこのくらい月々稼げばいいかな」という指標を持つことがができた
- 最悪ケースとして(雇用保険の給付が切れた後は)アルバイト的に8年間(65歳まで)稼いでゆけばある程度ゆとりある完全リタイア生活が送れる見込みがついた
家計はマイナスだが想定範囲内となった
支出の部:(夫婦2人)
保険・年金・住民税 :約10万円
光熱費・通信費 :約3万円
食費・その他 :約15万円
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支出の合計:約28万円
収入の部:(夫婦2人)
雇用保険給付金 :約23万円
株主配当金 :約2万円
====================
収入の合計:約25万円
月々の家計収支はマイナス3万円くらい(年間で40万円くらいのマイナス)となり、預貯金を取り崩しています。
これが早期退職後の3ヶ月間にわたり無職で生活してみた家計収支の実測値です。
少しずつ預貯金が減って行くのは気分の良いものではありませんが、退職金の特別加算分もあるので想定の範囲内だと思います。
やはり、
- 住宅ローンは早期退職直後に完済したので負債なし
- 子供が社会人となり教育費・養育費がかからない
ことは非常に大きいと実感しています。
こうやって今後の家計収支をアレコレ考えてみると、
- 65歳まで無職を続けてしまうと窮屈な老後になってしまいそう
- よって65歳くらいまでは働いて何がしか収入を得た方が良いかな
- 再就職する際はせめて月20万円くらいは収入を得ることを目標にしよう
- 60歳を越えたらアルバイト的な働き方でもいいかな
- そうすれば大きく預貯金を減らさずに65歳を迎えられそう
と「セカンドキャリアとして働く目標や目的がはっきりしてくる効果」もあったりします。
例えば「私が月15万円、奥さんがパートで月5万円、それぞれ稼ぐ」でも良いので
- 月々の生活費くらいは稼ぐことで概ね収支バランスが取れる
- 大きな出費(家の修繕、車の買い替えなど)だけ預貯金から取り崩す
という具合に家計収支に対するスタンスが明確になります。
そうすることで前向きな気持ちを持ちながら完全リタイアの生活を迎えることが出来ると思います。
以上、ご参考になれば幸いです。